彰国社

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住まいの境界を読む 新版

人・場・建築のフィールドノート

篠原聡子 著

四六・264頁

定価2,530円(本体2,300円+税)

ISBN:978-4-395-01006-6

2008年05月

住まいはさまざまな境界をもつ。本書は、建具、縁側、中庭、路地など住宅の内外を構成する境界が、バラバラで孤立を深める個人を、どう受け止め、どうつなぐことができるのか、についてのフィールドワークである。

[目次]
はじめに 境界へのフィールドワーク
第1章 動く境界 フスマ・スクリーン・アーキファニチュア
NOTE 1
 1.場所を読み替える装置 40年目の2DK
 2.お座敷というコモン 松陰コモンズ
 3.続き間のリ・コンセプト ハイタウン北方

第2章 拡幅された境界 ドマ・工ンガワ・コモン
NOTE 2
 1.情報の通路 スペラール砧
 2.空気の壁 森山邸
 3.佇む境界 Mポート

第3章 積層する境界 ナカニワ・コート・マダン
NOTE 3
 1.発見されたコモン 赤羽台団地
 2.重なる中庭 東雲キャナルコート

第4章 連続する境界 ロジ・スロープ・フートン
NOTE 4
 1.ルーフ・テラス・ハウス 現代長屋TEN
 2.路地になったスロープ 沢田マンション
 3.空中の路地 もうひとつの南島型住宅

結びに代えて 境界の再編から住まいの再構築ヘ
新版のまとめ 建築家にとって境界とは 高橋晶子×篠原聡子

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