椅子の歴史の本はあっても、テーブルの歴史の本はない。本書は、インテリア史におけるこうした欠落を埋めるべく書かれた。古代･中世のエジプトから筆を下ろし、現代の倉俣史朗のテーブルまで、時代ごと、国家･地域ごと、様式ごとにイラストともに解説を加える。
インテリア史を大きく、技術史、社会史、生活史の中に位置づけて、興味深いエピソードを交えた内容となっている。