彰国社

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感覚と電卓でつくる

現代木造住宅ガイド

腰原幹雄 著

B5・148頁

定価3,300円(本体3,000円+税)

ISBN:978-4-395-32025-7

2014年10月

空間と工法をふまえた「感覚」と、「電卓」を用いてとけるハードルの低い工学的な知識との双方を用いることで、木造住宅による自由な空間は実現できる。本書は、プロセスと実例から基本をふまえたうえで、さらに自由な木造をつくるためのヒントやワザ、極める策を紹介する。

[主な目次]
Introduction 自由な木造住宅をつくるために
・自由度の高い木造住宅/・木造建築の歴史/・木造住宅の構造計画

Chapter1 プロセスと実例でとらえる
PARTⅠ まず基本を知る
1 木造住宅の構造システムを知る/2 外力を知る/3 力の流れを知る/4 壊れ方を知る

PARTⅡ プロセスできたえる
Step01 ボリュームをつくる/Step02 荷重を算定する/Step03 空間の大きさを決める/Step04 壁を配置する/Step05 樹種と部材シリーズを決める/Step06 梁を架ける/Step07 梁の断面算定/Step08 床を張る/Step09 屋根を架ける/Step10 柱を配置する/Step11 接合部を留める/Step12 剛接合とピン接合/Step13 基礎をつくる

PART Ⅲ 3つのケーススタディ
Case01 開放的なフリースペースとコアを持つ住宅/Case02 耐雪型の屋根を持つ平屋住宅/Case03 木質耐火建築の5 階建て集合住宅

Chapter2 木造住宅づくりのワザ
1 4m 材による7.5m スパン/2 マッシブホルツ(梁のないフラットスラブ)/3 断面欠損のない格子梁/4 金物を使わない一方向ラーメン/5 L 型部材による剛接ラーメン/6 木ブロック構造/7 木質組積造/8 細い材をたくさん使う/9 ウォールガーダー/10 ボックスガーダー/11 スラスト力に抵抗する水平梁/12 屏風立て壁配置/13 HP シェル/14 自由度の高い燃えしろ設計

Chapter3 木造住宅づくりの気になるところ
1 壁量計算/2 N値計算/3 4分割法/4 燃えしろ設計/5 建築材料としての木材/6 木質材料/7 構造体としての木/8 大きい断面の材を使う/9 木材の変形を計算する(含水率変化)/10 造作材としての木材/11 木は柔らかい(めり込み)/12 弱い木材から強い木材へ

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