彰国社

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断面パースで読む

住宅の「居心地」

山本圭介・堀越英嗣・堀啓二 編著

B5・128頁

定価2,750円(本体2,500円+税)

ISBN:978-4-395-00892-6

2010年09月

世界の名住宅では、住まい手の視点に立った住宅の「居心地」がどのように設計されているのかを、編著者が現地を訪ねて確認し、 断面パースや平断面パースなどに描き起こした。

[目次]
はじめに
本書の見方
第一章 日本の民家に学ぶ住宅の「居心地」
 二つの坪庭と通り庭で和む町家/吉田家住宅(京都生活工芸館・無名舎)
 深い庇と縁側で開かれた農家/旧北村家住宅

第二章 気持ちのよい敷地をつくり出す
 敷地を生かす/小さな家(母の家)|ル・コルビュジエ
 気持ちのよい場所をつくる/ジェイコブス邸|フランク・ロイド・ライト

第三章 住まいは街をつくる
 ピロティで、近隣に開く/自邸|丹下健三
 街と住まいの立体化された距離/塔の家|東 孝光

第四章 平面と断面で考える
 住まいの中心をつくる/自邸|前川國男
 回れるプラン/南台町の家(吉村邸)|吉村順三
 住空間を立体的につなぐ/自邸|土浦亀城
 住まいの中のフォーマルな場/メゾン・カレ|アルヴァ・アアルト

第五章 開口部を考える
 建具がもたらす空間の広がり/北村邸|吉田五十八
 四周ガラスの透明な壁/ガラスの家|フィリップ・ジョンソン
 居場所をつくる開口部/フィッシャー邸|ルイス・カーン

第六章 設えと仕掛けを考える
 設えで居場所をつくる/私の家|清家清
 機械仕掛けの住まい/メゾン・ド・ヴェール|ピエール・シャロー
 空間を多様化する間仕切り/シュレーダー邸|ヘリオット・トーマス・リートフェルト

第七章 環境を考える
 空気の流れをデザインする/聴竹居|藤井厚ニ
 厳しい気候から学ぶ住まいの工夫/サラバイ邸|ル・コルビュジエ

第八章 骨組を考える
 大らかな丸太構造の露まし/自邸|アントニン・レーモンド
 内外の連続感をつくる鉄骨フレーム/ファンズワース邸|ミース・ファン・デル・ローエ

第九章 “喜び”をもたらす住宅の「居心地」
 生活を楽しむ自然の中の住まい/軽井沢の山荘(吉村山荘)|吉村順三

セームスケールで読む住宅の「居心地」
おわりに

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