彰国社

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考える建築構法

庫川尚益 著

B5変・160頁

定価3,080円(本体2,800円+税)

ISBN:978-4-395-32026-4

2014年10月

建築構法には、木造、RC、S造といったものがある。単にそれらの特徴を縦割りに学ぶのではなく、建築各部位にはどういった目的、性能があるのかを理解し、それを実現・担保するには、どのような構法を選択し、それはなぜなのか?という理由を問いかける。

[目次]
はじめに 建築のつくり方にはすべて理由がある。
Ⅰ 建築各部の構法
1章 建築物と建築構法
1 構法を選択する理由を考える/2 構法の変遷と可能性/3 建築物の構成
2章 屋根の基本
1 屋根の機能・性能/2 雨漏りの要因
3章 勾配屋根の基本
1 勾配屋根の形と骨組/2 勾配屋根の葺き材と勾配/3 勾配屋根の葺き方① 瓦とスレート/4 勾配屋根の葺き方② 金属屋根
4章 陸屋根の防水
1 防水層と防水下地/2 防水工法の選定条件/3 防水する主要な部位/4 防水と関連する屋上の設備/5 アスファルト防水/6 その他の防水工法
5章 天井の基本
1 天井の機能・性能/2 天井の仕上げ/3 吊り天井の構法/4 天井の耐震化
6章 床の基本
1 床の機能・性能/2 床の構造/3 コンクリート床の仕上げと構法/4 木質床の材料と構法
7章 壁の基本
1 壁の機能・性能/2 構造別にみる壁体/3 下地と仕上げ/4 鉄筋コンクリートの壁/5 A LC板・押出し成形セメント板の壁/6 木造住宅の壁
8章 開口部の基本
1 開口部の機能・性能/2 建具の開閉方式/3 建具の枠と金物/4 建具の構成と材質
9章 階段の基本
1 勾配・踏面・蹴上げ/2 階段の種類と各部の注意点/3 階段の構造/4 階段の法規・基準
10章 建築部材の組み立て方
1 建築の接合部/2 構造部材の接合(鉄骨造)/3 構造部材の接合(鉄筋コンクリート造)/4 構造部材の接合(木造)/5 非構造部材の接合

Ⅱ 建築の性能と構法
11章 気密・断熱の基本
1 住宅の高気密・高断熱化の流れ/2 熱の伝わり方と熱に関する用語/3 湿気と換気/4 断熱性能の基準/5 鉄筋コンクリート造の断熱/6 木造住宅の断熱構法
12章 防音・遮音の基本
1 音の感じ方と伝わり方/2 騒音の基本/3 遮音性能基準と遮音壁/4 床衝撃音
13章 防火・耐火の基本
1 建築物と火災/2 建築物の防火対策/3 木造の防火・耐火対策
14章 防水・止水の基本
1 建物と水/2 水が浸入する要因/3 雨漏りを減らす工夫

Ⅲ 構法と構造・材料
15章 構造と構法
1 荷重と外力/2 地盤の種類/3 基礎と杭
16章 木造の概要
1 木材の特徴/2 木材の規格/3 在来軸組構法/4 枠組壁工法
17章 鉄筋コンクリート造の概要
1 鉄筋コンクリートの特徴/2 鉄筋コンクリート造建築の特徴
18章 鉄骨造の概要
1 鋼材と鉄骨造の概要

● 学ぶコラム
構法の昔と今/階段の設計/木造モルタル外壁の浮沈/建物を長く使う/地盤調査の方法

用語解説

*本書の内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
正誤表(PDF)

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