書評紹介
卒業設計で考えたこと。そしていま
五十嵐太郎編
建設工業新聞 2006年1月30日(月)より
書籍案内
第一線で活躍する建築家たちの「卒業設計(卒計)」を見てみたい。本書は,こうした建築学生からの声を受けて作られた。卒計は,建築を学ぶようになり,本格的に自分で問題を設定する最初の機会となる。実務に縛られず,自由に建築物を創造する。卒計こそ,制作者の個性が発揮され建築家としてのルーツが隠されているのかもしれない。
本書は,国内外で活躍する10人の建築家が登場し,卒計・論文などをインタビュー形式で紹介する。当時の社会に対する考え方や生活,影響を受けた建築家,作品など,自身の原点を振り返りながら,現在の仕事に対する考え方を語る。学生だけでなく,実務家にとっても自らの設計思想を再考する機会を与えてくれるはずだ。
彰国社(1905円+税)