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『コンピュテーショナル・ファブリケーション』 スペシャルトーク開催!


つながるかたち展01

現在、東京大学駒場博物館にて開催中の「CONNECTING ARTIFACTS つながるかたち展01」のオープニングトークにて、『コンピュテーショナル・ファブリケーション』(田中浩也+舘知宏 著、彰国社)のスペシャルトーク開催!

イベント特設ページはこちら

■日時
2021年10月9日(土) 15:00~17:15  オンライン開催
第一部 「つながるかたち」展 オープニングトーク
野老朝雄×舘知宏
第二部 「コンピューテーショナル・ファブリケーション」スペシャルトーク
野老朝雄×舘知宏×田中浩也

イベント終了いたしました!
当日の模様は、YouTubeアーカイブにてご視聴いただけます→https://youtu.be/rxuw3ORqI74

■展覧会概要
単純なかたちが一定のルールでつながり、全体を構成するしくみは、人工物、自然現象を問わず現れる普遍的な原理です。美術家の野老朝雄はこの原理を「個と群」と呼び、多様につながる作品群を生み出しています。「個と群」の背後には高次元の幾何学や非線形の数理や対称性などが存在し、美術や音楽などの芸術、建築や宇宙構造物、アルゴリズムやデータ構造、結晶や準結晶の原子配列、タンパク質の折りや自己集合、群れのふるまいなど、さまざまな領域の学問や創造へとつながっています。

野老朝雄と舘知宏により東京大学教養学部で開講された授業『個と群』(文理融合ゼミナール)を起点として、さまざまな分野の創造(アーティファクツ)を、「かたち」というテーマでつなげ、伝えることを目的にスタートしたつながるかたち展01 CONNECTING ARTIFACTS。

このイベントでは、オープニングトークとして、展示を主宰する野老朝雄と舘知宏がその企画に込めた想いとともに、さまざまなかたちやしくみを学術的研究領域とともにディスカッションします。

また、イベント後半では、書籍『コンピュテーショナル・ファブリケーション』(田中浩也+舘知宏 著、彰国社)の共著者であり、 慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授 田中浩也さんをお招きし、「折る」と「詰む」のデザインとサイエンスをキーワードに、つながるかたちを考察します。


「CONNECTING ARTIFACTS つながるかたち展01」会場風景

展覧会は事前予約制です。
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■関連書籍

コンピュテーショナル・ファブリケーション
田中浩也・舘 知宏『コンピュテーショナル・ファブリケーション――「折る」「詰む」のデザインとサイエンス』
3Dプリンターなどのデジタル工作機械の広がりとともに、デジタル・ファブリケーションが注目を浴び、その影響はあらゆる領域におよんでいる。本書では、こうしたものづくりの変容のなかで求められるコンピュテーショナル・デザインの基礎を学ぶ。デザインとサイエンスをつなぐ豊かさや楽しさを味わうことができる入門書である。
カバー図案は野老朝雄氏によるものです!

[主な目次]
前編 折る
1 折り紙の幾何学 2 可展面と曲率 3 折紙テセレーションのデザイン 4 オリガミ・ファブリケーション 5 平坦折りの理論 6 折りの対称性 7 オリガマイザ 8 剛体折紙 9 厚みのある折紙 10 折板構造 11 折紙のフイゴ 12 折紙メタマテリアル 総合課題
後編 積む
1 空間充填 2 空間分割 3 立体トラス 4 オープンセル構造 5 非周期空間充填 6 高次元の多胞体 7 モジュールとジョイント 8 3Dプリンティング 9 3Dアセンブリ 総合課題
COLUMN
自己折り(セルフフォールディング)
「編む」の可能性
コンピュテーショナル・ファブリケーションをさらに学ぶために

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