彰国社

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ディテール 2009年1月号

ディテール 2009年1月号

179号(2009年冬季号)
子供と暮らす二世帯住宅

A4変・132頁

定価2,357円(本体2,143円+税)

2009年01月

■特集 
子供と暮らす二世帯住宅 ―団塊世代の家づくり
住宅という構築物が固定的であるのに対して、そこに住まう家族の構成は時間の流れに従って変化を見せるのが普通である。その中で、二世帯が共に暮らすべき状況に遭遇すると、団塊世代の人々は大きな節目を向かえるに違いない。この特集は、これまでの二世帯住宅の考え方から少し広げ、親世帯と子世帯とがかかわって住まう対処の仕方について、積極的な提案を見せている設計事例を紹介する。

[事例]
・世代を仕切るゆるやかな設え―善福寺川の家/若松均建築設計事務所
・エレベーターで行き交う小住宅―三叉路地の家/長瀬信博建築研究所
・家族の温もりを保つ外断熱―Y&Tハウス/染谷哲行(アルクム計画工房)
・下町の風景に馴染む木造3階建て―H HOUSE/貴志雅樹(富山大学芸術文化学部)+森拓也(貴志雅樹環境企画室)
・古民家の心に据えた薪ストーブ―高野の家/大角雄三設計室
・変化に応じる木造インフィル―コンパクトハウス/笹敦/空間システム研究所
・アウタールームの緑を囲む鋼壁―IRONHOUSE/椎名英三建築設計事務所+梅沢建築構造研究所
・個と重ね合う共用スペース―新大江の住宅/末廣香織+末廣宣子/NKSアーキテクツ
・居場所をつくる門型フレーム―西白庭台の住宅/阿久津友嗣/阿久津友嗣事務所
・様相を変えた二つのアプローチ―小平の家/堀部安嗣建築設計事務所
・棟に振り分ける路地アプローチ―田園調布の家/田中敏溥建築設計事務所
・人にやさしい納め寸法の工夫―木の本の家/塩見哲郎・建築工房
・庭に拡張した子世帯の工夫―住居 No.23/内藤廣建築設計事務所
・気配を落とすRCの光井戸―堺・三条通りの家/吉村篤一+建築環境研究所
・街へと繋げたまわり階段―永福町の住宅/堀場弘/シーラカンス K&H
・和らいで伝える渡り廊下―Twin-Bricks/アトリエ天工人(山下保博・壹岐敏直)
・内と内を結ぶ外部階段―Rue dul’espace M.36/谷川勲建築研究所
・棟を介するグラスハウス―TO2/長田直之/ICU
○インタビュー:ハイクオリティな二世帯住宅を求めて/ミサワホーム総合研究所 前田康憲氏に聞く

■小特集 
逆転の発想で捉える商業空間 ―白川直行の設計手法
事例:NAiyMA(ナイーマ)、日本料理 和楽、リストランテ サーラ・カリーナ福岡

■新シリーズ ディテール徹底究明 第1回 展示ケース
「展示ケース徹底究明-熊本県立美術館永青文庫展示室を例に」 ―前川建築設計事務所
・サントリー美術館
・島根県立古代出雲歴史博物館
・佐川美術館 樂吉左衛門館

■連載 
・内田祥哉 三題噺
 第14話 「中桁」「防火水槽」「セメント袋」
・建築家と町工場の可能性―量を担った技術を考える
 第4回 教育現場と町工場 ―内田祥士
・リレー連載/建築アーカイブズ
 第15回 歴史系博物館における建築資料の収集・展示 ―酒井一光(大阪歴史博物館学芸員)
・ディテール詰め将棋
 第5回 阿佐谷南の家(設計/小川広次建築設計事務所)のディテールを推測する ―TEAM @D

■コラム 
・ディテールの世界風景 大胆な建築と繊細なディテールのつくる異次元空間-スイス・チューリヒ:安田幸一
・ディテールの種子 これでいい、のだ:野田俊太郎
・納まり-基本の「き」 マンションの玄関ドアの蝶番:真鍋恒博
・世界遺産のディテール ヴァイキングの世界遺産:杉本賢司

■今日のディテール 
・緩やかな大屋根を支える大架構とハイサイドライト
 いしかわ総合スポーツセンター/池原義郎・建築設計事務所
・アリーナ空間を連続させる透明ガラススクリーン
 いしかわ総合スポーツセンター/池原義郎・建築設計事務所
・主構造と呼応するサブストラクチャー
 いしかわ総合スポーツセンター/池原義郎・建築設計事務所
・躯体のデザインを活かした階ごとに異なる自然換気導入口
 福山市 学びの館 ローズコム(福山市中央図書館・福山市生涯学習プラザ)/日建設計
・木造HPシェルの連続架構
 東京大学弥生講堂アネックス/河野泰治アトリエ,東京大学木質材料学研究室
・影とモチーフでパネル割を消した外壁
 LIVMO ライジングビル/大成建設一級建築事務所
・ビル用サッシュを転用したマンション開口部
 QUON 南麻布/竹中工務店
・屋根面と下屋の通気をとるエコ志向の離瓦
 隙屋/ナウハウス一級建築士事務所

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