彰国社

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環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック

自然とつながる建築をめざして

川島範久 著

B5・128頁

定価3,850円(本体3,500円+税)

ISBN:978-4-395-32144-5

2022年05月

2023年 日本建築学会著作賞受賞
コンピュータの急速な発展により、建築設計の現場でも扱いやすくなった環境シミュレーションを活用するためのガイドブック。
「実践編」では光、風、熱といった環境要素をどのように可視化し、自然とつながる建築をどう実現していくのか、そのデザイン手法を紹介。
「理論編」ではデザインの背景にあるしくみと指標・基準を丁寧に解説。

[主な目次]
はじめに
1 環境シミュレーション[ソフトウェア|相関図]
2 環境シミュレーション[ソフトウェア|歴史]
● 本書の構成と使い方

[実践編] 自然とつながる建築のデザインプロセス
STEP 0 導入
1 自然とつながる建築

STEP 1 敷地の気候分析
1-1 気候の大まかな傾向を把握する/1-2 温湿度から有効な環境設計手法を把握する/1-3 風を把握する/1-4 空を把握する/1-5 太陽の軌道を把握する/1-A [結論] 自然とつながる環境設計手法/1-B [解析] 気候

STEP 2 ボリューム形状・配置の検討
2-1 日影と日射量の解析から建ち方をデザインする/2-2 外部風の解析から建ち方をデザインする/2-A [結論] 太陽と風を活かす建物形状・配置/2-B [解析] 屋外日影・受熱日射量・外部風

STEP 3 窓・間取りの検討
3-1 日影の解析からシェードをデザインする/3-2 照度の解析から窓・間取りをデザインする/3-3 輝度とDGPの解析から窓・間取りをデザインする/3-4 室内の風解析から窓・間取りをデザインする/3-A [結論] 太陽と風を活かす窓・間取り/3-B① [解析] 日影・室内照度・輝度・DGP/3-B② [解析] 室内の風

STEP 4 外皮・設備の検討
4-1 外皮性能の試算から仕様をデザインする/4-2 年間の自然室温解析から統合的評価を行う/4-3 SET*と1次エネの解析から設備をデザインする/4-A [結論] 自然とつながる外皮・設備/4-B① [解析] Thermal Autonomy・自然室温/4-B② [解析] SET*/4-B③ [解析] 1次エネルギー消費量・発電量

STEP 5 実測・フィードバック
5-1 温熱環境と光環境の実測/5-2 エネルギー消費量の実測とヒアリング調査

● 注・参考文献

[理論編] 解析のしくみと評価の指標・基準
理論1 シミュレーションのしくみ
1-1 光解析/1-2 CFD解析/1-3 熱負荷解析

理論2 評価の指標・基準
2-1 光環境
① 昼光導入の評価| [指標]/② 不快グレアの評価| [指標]/③ 光環境全般の評価| [基準]
2-2 風環境
① 外部風の評価| [指標・基準]/② 換気の評価| [指標]/③ 換気の評価| [基準]
2-3 温熱環境
① 快適性の評価| [指標]/② 快適性の評価| [基準]
2-4 外皮性能
① 評価| [指標]/② 評価| [基準]
2-5 エネルギー
① 評価| [指標]/② 評価| [基準]

コラム
1 解析に必要な気象データ/2 役立つアプリ・実測機器[敷地調査編]/3 役立つアプリ・実測機器[環境実測編]/4 室内環境評価の全体像/5 世界の気候と環境設計手法

● 注・参考文献/● 資料/● 図版出典/● おわりに

*「⾃然とつながる建築をめざして 川島範久展」トークイベント「環境デザインの未来」*
川島範久(建築家)×末光弘和(建築家)×菅健太郎(ARUP・環境エンジニア)×富樫英介(工学院大学)
開催日:2023年10月1日(日)/プリズミックギャラリー

*『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』刊行記念トークセッション*
川島範久×豊田啓介×清野 新

開催日:2022年5月25日(水)/日本建築学会建築書店

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