ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。

［主な目次］
1　近代建築の概観
　 様式と主義／まとめ／近代の空間／歴史と建築家

2　新古典主義
　 古典の解釈と建築家／ピクチャレスク／ゴシック

3　鉄骨造
　 鋳鉄、錬鉄、鋼／鉄とレンガ／鉄とガラス　他

4　オフィスビル
　 初期のオフィスビル／シカゴ派／摩天楼と近代運動の高層ビル／
　 ニューヨーク・アール・デコ／モダニズムとその拡張／
　 70年代の高層ビル／ポスト・モダンとハイテック

5　鉄筋コンクリート造
　 コンクリートの近代化／トニー・ガルニエ／オーギュスト・ペレ／
　アメリカのRC造／フランク・ロイド・ライト

6　イギリスの住宅
　 アーツ・アンド・クラフツ／田園・郊外と住宅／
　 住宅作家たち／バタフライ・プラン／住宅の輪郭

7　アメリカの住宅
　 自然のイメージ／ソルト・ボックス／ヴァージニアのレンガの箱　他

8　フランク・ロイド・ライトの住宅
　 初期住宅の構成／プレーリー・ハウス／浮世絵的手法　他

9　ミース・ファン・デル・ローエ
　 初期住宅の構成／バルセロナ・パヴィリオン／テューゲントハット邸　他

10　ル・コルビュジエ
　 最初のRC作品 シュオブ邸／トラセ・レギュラトゥール　他

11　ル・コルビュジエ以後
　 アアルト／ルドルフ、マイヤーのコルビュジエ風住宅　他