彰国社

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性能設計のための建築振動解析入門 第二版

北村春幸 著

B5・178頁

定価3,300円(本体3,000円+税)

ISBN:978-4-395-00860-5

2009年04月

構造設計者が建物を振動解析するとき悩む事柄を、入力の設定、解析手法の選定と解析モデルの作成、減衰の考え方、エネルギーの釣り合いに基づく応答評価法に整理し、振動解析の考え方で解説している。
※紙版:品切れ デジテル版:購入可

[目次]
第1章 振動解析からわかること
 1.1 はじめに
 1.2 振動解析からわかること
  1.2.1 耐震設計での使われ方
  1.2.2 簡単な解析モデルからわかること
 1.3 動的設計と静的設計
 1.4 まとめ

第2章 設計用入力地震動の現状
 2.1 はじめに
 2.2 設計に用いられてきた各種設計用地震動の比較
 2.3 まとめ

第3章 設計用入力地震動に対する考え方
 3.1 はじめに
 3.2 性能設計のための設計用入力地震動をどう考えるか
  3.2.1 震源から地盤を波動伝播して建物に入力するまでの考え方
  3.2.2 設計用入力地震動設定の基本的な考え方
 3.3 入力地震動の予測手法
  3.3.1 震源での地震動の予測手法
  3.3.2 建設地地盤における地震動の伝播
 3.4 設計用入力地震動の説明のポイント
 3.5 まとめ

第4章 時刻歴波形の考え方
 4.1 はじめに
 4.2 時刻歴波形の現状
  4.2.1 設計用の時刻歴波形の変遷
  4.2.2 時刻歴波形の分類
 4.3 時刻歴波形に対する基本的な考え方
  4.3.1 観測地震動波形
  4.3.2 人工地震動波形―日建波の場合―
  4.3.3 改正建築基準法の告示1461号に基づく模擬時刻歴波形
 4.4 まとめ

第5章 弾性応答解析モデル
 5.1 はじめに
 5.2 解析モデルの分類
 5.3 弾性応答解析モデル
  5.3.1 曲げせん断型モデル
  5.3.2 等価せん断型モデル
 5.4 まとめ

第6章 弾塑性応答解析モデル
 6.1 はじめに
 6.2 弾塑性応答解析モデル
  6.2.1 復元力特性
  6.2.2 等価せん断型モデル
  6.2.3 曲げせん断棒モデル
  6.2.4 魚骨モデル
  6.2.5 部材レベルモデル
  6.2.6 部材マトリクスと全体マトリクスをつなぐ変換マトリクス
 6.3 まとめ

第7章 立体振動解析モデル
 7.1 はじめに
 7.2 捩り振動解析モデル
 7.3 床変形考慮解析モデル
 7.4 質点位置が変化する解析モデル
 7.5 2棟連成解析モデル
 7.6 上下振動解析モデル
 7.7 まとめ

第8章 地盤と建物の連成振動モデル
 8.1 はじめに
 8.2 簡便な地盤応答解析モデル
 8.3 ロッキングスエイモデル
 8.4 地盤-杭-建物連成解析モデル
 8.5 まとめ

第9章 減衰の考え方
 9.1 はじめに
 9.2 粘性減衰
  9.2.1 1質点系の減衰振動
  9.2.2 多質点系解析モデルの減衰の設定方法
  9.2.3 建物各部で異なった減衰定数を設定する方法
 9.3 履歴減衰
  9.3.1 複素減衰
  9.3.2 粘弾性減衰
 9.4 各種減衰の比較
 9.5 減衰定数の求め方
 9.6 まとめ

第10章 耐震・免震・制振構造のエネルギーの釣合に基づく応答予測法
 10.1 はじめに
 10.2 エネルギーの釣合に基づく応答予測法の概要
  10.2.1 エネルギーの釣合式の基本
  10.2.2 設計用エネルギースペクトル
  10.2.3 エネルギーの釣合式の設定
 10.3 耐震構造の応答予測式
 10.4 免震構造の応答予測式
 10.5 制振構造の応答予測式
  10.5.1 構造骨組が弾性挙動する場合
  10.5.2 構造骨組が塑性化する場合
 10.6 耐震・免震・制振構造の応答性状の比較
 10.7 まとめ

付録
 付録1.簡単な架構モデルの諸元の算定
 付録2.応答スペクトル
 付録3.周期10秒振り子を用いた速度評価法の原理
参考文献

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