彰国社

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マテリアル循環革命

サーキュラーエコノミーが拓くビジネスと社会の未来

トーマス・ラウ+サビーン・オーバーフーバー 著 野田由美子 監訳

四六・330頁

定価3,740円(本体3,400円+税)

ISBN:978-4-395-32218-3

2025年04月

サーキュラー建築のパイオニア的存在であり、2025年大阪・関西万博オランダ館のデザインを手掛ける建築家トーマス・ラウ、循環型経済の先駆者サビーン・オーバーフーバーが描く、サーキュラーエコノミーの実践的ビジョン。直線型経済から循環型経済(サーキュラーエコノミー)への大転換に向けたオランダ発の話題作!

[主な目次]
イントロダクション

第1章 問題が仕組まれた製品
第2章 直線型経済
第3章 宇宙船地球号という閉鎖型システム
第4章 永続的な一時性
第5章 ゲームのルールを変える
第6章 マテリアル・パスポート
第7章 マダスター(Madaster)
第8章 世界素材権宣言
第9章 マテリアル・アズ・ア・サービス 素材の所有を再考する
第10章 コペルニクス革命を完結する

日本語版特別寄稿 コモングラウンドの新たな幕開け
2025年大阪・関西万博のオランダパビリオン――日本の歴史から考える未来の経済

付録1 「世界人権宣言」 「世界素材権宣言」
付録2 所有から享受へ

解説 日本における「循環」の過去・現在・未来 田中浩也

価格改定のお知らせ

当社の発行する商品につきまして、価格を改定させていただくことになりました。

建築文化シナジー
西沢立衛建築設計事務所ディテール集

ISBN:978-4-395-24021-0

旧定価3,300円(本体3,000円+税)
 ↓
新定価3,740円(本体3,400円+税)
※2025年4月1日出荷分より

現在流通しております、従来価格表記の商品につきましては、表記通りの価格でご購入いただけます。
誠に心苦しい限りではございますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

ディテール 2025年4月号

■特集
マルチパーパス∩ミクストユース ビル
現代社会が求める用途の混合や変更、リノベーションなどに
柔軟に追従できる、多様性をもった建築デザインの手法を探る。

[前説]
・マルチパーパス∩ミクストユース ビル ー 予測困難な時代が欲する変化に、
 柔軟に追従できる建築デザイン 山梨知彦
・座談ー建築の「多様性」のオルタナティブをめぐって 
 御手洗龍[御手洗龍建築設計事務所]×安原幹[SALHAUS]×
 花岡郁哉[竹中工務店]×山梨知彦[日建設計]

[事例]
「Grove」 御手洗龍建築設計事務所
「TOKYO MIDORI LABO.」 湯浅友絵+萬玉直子+オンデザイン DAISHIZEN(企画デザイン)
「WHARF六本木」 SALHAUS、moires
「コレタス吉祥寺Ⅱ」 SALHAUS
「12 KANDA」 sinato
「御堂筋ダイビル」 日建設計/喜多主税+金子公亮+谷口尚史
「CORNES HOUSE」 竹中工務店
「グラングリーン大阪 北館」 日建設計+竹中工務店
「茨木市文化・子育て複合施設おにクル」 伊東豊雄建築設計事務所・竹中工務店共同企業体
「ジンズホールディングス東京本社」 髙濱史子+小松智彦/髙濱史子建築設計事務所
「神田錦町オフィスビル」 再生建築研究所
「結晶」 藤野高志/生物建築舎
「TENTOSHI」 神田篤宏+佐野もも/コンマ, 一級建築士事務所comma
「niwa」 古谷デザイン建築設計事務所
「SANU NOWHERE」 武田清明建築設計事務所、STUDIO DIG.

■今日のディテール
・デジファブで構築したCLT型枠によるRC大屋根
 学ぶ、学び舎 ー 東京学芸大学EXPG棟|VUILD
・光と風を取り込み、空と緑を映す「環境フレーム」
 森永芝浦ビル|竹中工務店
・木のアングルとフラットバーによる門型トラスの架構
 潮騒レストラン|坂茂建築設計
・仮設材と仕上げ材を融合した構法とディテール
 狸上るビル|竹中工務店
・端部形状に特色をもたせたルーバーファサード
 上海GALAXYビル|日建設計/大久保康路+葛海豊+新井公平

■連載
イラストでわかるディテール名手のメソッド | 文・画:宮沢洋
第8回|心地いい ー 吉村順三/堀部安嗣/東利恵

現代住宅「ピロティ」考 | 武井誠+京都工芸繊維大学武井研究室
第1回||ピロティに形づけられるファサード ー 「Overlap House」平田晃久建築設計事務所/「間の庭」畝森泰行建築設計事務所/「窓の庭」増田信吾+大坪克亘

病院・福祉施設のインテリアデザイン

インテリアデザインは利用者の目に触れ、手が届く空間である。
環境を整え直接五感にはたらきかけ、安心を届ける力がある。
本書は主に病院と、高齢者、障害者、子どもを対象にした福祉施設において、療養環境や居住環境を向上させるインテリアデザインについて紹介する。

[主な目次]
序章
「ケアする空間」のインテリアデザインに求められるもの

1. 病院のインテリアデザイン
01 病院の第一印象はエントランスで決まる
02 気候風土に寄り添う病院
03 原風景をかたちにする
04 ヒューマンスケールな空間が心地いい
05 ランドマークで迷わない病院づくり
06 色が有効に働くためのポイント
07 病院内に居場所をつくる
08 待合の診察前ストレスを軽減
09 見えないことへの不安を軽減する
10 大型医療機器が与えるストレスを軽減
11 患者とドクターのコミュニケーションを円滑にする診察室
12 精神的な安定と迅速な動きを促す救急外来
13 高機能で制約の多い手術室にも安らぎを
14 大人も子どもも安心できる小児外来
15 時代はジェンダーレスな産科へ
16 精神科外来はストレスを抱えた患者のサードプレイス
17 透析・化学療法には居住性が必要
18 前向きなリハビリテーションへの姿勢を引き出す
19 ICU症候群のせん妄を改善する
20 新生児が安心できる居場所NICU/GCU
21 デイルームは病棟内唯一の寛ぎの場
22 スタッフに見守られている安心感
23 自分と向き合えるセカンドハウス
24 患者の満足度を高める4床室の工夫
25 医療ツーリズムを視野に入れた特床室
26 個室はコンパクトな仮の宿
27 患者も家族も和やかな時間を過ごせる緩和ケア病棟
28 日本にもサンクチュアリーが欲しい
29 子どもの能動的な動きを引き出す小児病棟
30 スタッフの就労環境を整えることで離職者を減少
31 外来との差別化を図る健診センター
32 未病のためのワンストップ健康タウン
33 病児と家族の第二のわが家「もみじの家」
34 がんとともに歩む人の心をケアする マギーズセンター
35 患者・スタッフに働きかけるホスピタルアート
36 光と色は同時進行で計画する
37 療養環境の色彩は必然の色がある

2. 福祉施設のインテリアデザイン
〈障害者施設〉
01 玄関は混乱をなくし安全を確保する
02 多様な障害者が利用する訓練・作業室
03 障害特性に対応した食堂・台所
04 個々の入居者のニーズに合わせて居室をしつらえる
05 障害を際立たせないさりげない配慮
06 障害特性によって異なるトイレの配慮
07 重症心身障害者の入浴に配慮すること
08 階段室で気持ちや行為を切り替える
09 廊下は安全な移動と快適な空間づくりを心がける
10 五感を心地よく刺激するスヌーズレンルーム
11 部屋全体を光と色で演出する
12 地域との共生を目指す

〈高齢者施設〉
13 入所施設の入口は住まいの趣で迎える
14 ユニットの独立性を高める入口のデザイン
15 食事を中心にした特養の生活空間
16 さりげなく見守る認知症高齢者のグループホーム
17 プライバシーを守りつつ孤立を防ぐ居室の仕様
18 来訪者のためのトイレと高齢者専用のトイレ
19 集団浴から個浴へ変わる高齢者の入浴空間
20 機械的な冷たさをカバーする特別浴室のデザイン
21 認知症高齢者の入浴は自立歩行が基本
22 移動空間をデザインする
23 世代を超えて地域とつながる交流の場

〈子どもの施設〉
24 乳児は感染症に特別配慮が必要
25 固有のスペース、固有の持ち物を保障する
26 安心した眠りと快適な環境を提供するために
27 安全への配慮
28 子どものスケールでしつらえる
29 幼児の生活は見守りと自立の支援が大切
30 年齢や療法により異なる心理療法室のしつらい
31 地域の子育てを支援する

模型で考える

日本でつくられる建築模型は、スチレンボードによる白模型が大半だが、それだけでは限界がある。スタディ模型の素材選びから設計は始まっているのである。
本書では、木、紙、布、金属、石こうといった多様な素材でつくられた注目すべき国内外の模型作品を紹介。その背景にある建築思考を読み解いていく。各素材を使った模型づくりのノウハウも指南。

[主な目次]
PART. 1 木 Wood
・ランドスケープとの連続を表現する航空ベニヤの積層
 五ケ山クロス ベース(2019)|平瀬有人十平瀬祐子/ yHa architects
・淡黄白色の自然な木目の濃淡が生む質感と奥行き
 ルーフ・ハウス(2014)|レス&ゴリ
・木の素材感を残した黒染色の表現
 クヌート・ハムスン・センター(2009)|スティーブン・ホール・アーキテクツ
・架橋のカ強さを伝える
 1111リンカーン・ロード(2008)|ヘルツォーク&ド・ムー口ン
・ダイナミックな木質シェルの架構
 キュプラーコルケア島動物園の展望台(2002)|ヴィル・ハラ/アアルト大学
・原木を削り出した彫塑的模型
 ワニ(1998)|藤森照信
・木架構フレームの連続
 海の博物館(1992)|内藤廣建築設計事務所
・バルサで精緻につくられたアイコニックな造形
 焼津の住宅2 (1977)|長谷川逸子・建築計画工房
・Characteristics of Materials 01 木の種類・特性
・Work Instruction 01
 駿府教会(2008)|西沢大良建築設計事務所

PART. 2 紙 Paper
・透明感とゆがみをつくり出すトレーシングペーパー
 クリーブランド・クリニック ル・ルボ脳研究所(2010)
 フランク・ゲーリー&ゲーリー・パートナーズLLP
・抽象表現への考察から生まれた小さな厚紙模型
 ファブリックシュトラッセ6/ノヴァルティス・キャンパス(2006)|ペーター・メルクリ
・大量のファサード検討に使いやすい紙模型
 ラセリ・力ルト邸(2002)|コンラディーン・クラヴュオット
・光沢が美しいスノーマットによる精緻な模型
 野沢温泉口ッヂ(1969)|吉阪隆正
・Characteristics of Materials 02 紙の種類・特性
・Work Instruction 02
 市村記念体育館(1963)|坂倉建築研究所
・Column 01 菊竹清訓の手が考えるペーパーモデル

PART. 3 布 Textile
・キャンバス布で大づかみのヴォリュームを検討
 リュマ・タワー/リュマ・アルル(2021)|フランク・ゲーリー
・ステンレスメッシュのやわらかな表情を布で表現
 クッチェ・ギャラリーK3 (2012)|SO-IL
・布と木棒を用いたテンセグリティ構造モデル
 MOOM Tensegritic membrance structure(2011)|東京理科大学小嶋一浩研究室
・伸縮性や弾力性の高いメッシュ編み素材
 モントリオール万国博覧会西ドイツ館(1967)|フライ・オットー、口ルフ・グートブロード
・Characteristics of Materials 03 布の種類・特性
・Work Instruction 03
 まちとしょテラソ(2009)|古谷誠章+NASCA

PART. 4 金属 Metal
・エキスバンドメタルで菱葺きチタン屋根を表現
 弘前れんが倉庫美術館(2020)|Atelier Tsuyoshi Tane Architects
・金属メッシュで三次元曲面をつくる
 台中国家歌劇院(2016)|伊東豊雄建築設計事務所
・金属ワイヤーフレームでヴォリュームの構成を伝える
 シーヴィク・アート・センター・パヴィリオン(2008)|
 デイビッド・チッパーフィールド+アントニー・ゴームリー
・鉄板で表現するコールテン鋼の物性
 SHIP (2006)|宮本佳明建築設計事務所
・浮遊する厚板アルミニウムが表現する空洞建築
 物質試行48 西麻布の住宅(2006)|鈴木了二建築計画事務所
・鉄とスティールロッドによる彫刻的な模型
 Black Maria (1994)|中尾寛
・Characteristics of Materials 04 金属の種類・特性
・Work Instruction 04
 ラフ・ロック公園(2004)|RCR アーキテクツ

PART. 5 石こう Plaster
・ヴォイドとソリッドの関係を示すマッシヴな量塊
 レッド・クロス・ボランティアハウス(2017)|Cobe
・精度の高い白いキューブが放つ力強いヴォリューム感
 ビュンドナー美術館新館(2016)|バロッツィ・ヴェイガ
・石こうのパテを塗布した重厚な質感
 ラオホ邸(2008)|口ジャー・ポルツハウザー
・不定形なヴォイドのわかりやすい造形
 ベイビー・ドラコン(2006)|HHFアーキテクツ
・Characteristics of Materials 05 石こうの種類・特性
・Work Instruction 05
 テルメ・ヴァルス(1996)|ピーター・ズントー

PART. 6 モルタル Mortar
・ホワイトモルタルのマッシヴな閉じた箱
 メカ二力ル・ミュージック博物館(2016)|ミゲル・マルセリーノ
・骨材が露出しざらざらとした粗々しい表情
 シエン・ハウス(2011)|ベソ・フォン・工ルリッヒスハウゼン
・重量感あるコンクリートの壁に穿たれた光の十字架
 光の教会(1989)|安藤忠雄建築研究所
・人工土地として持ち上げられた力強い躯体
 吉阪自邸(1955)|吉阪隆正
・Characteristics of Materials 06 モルタルの種類・特性
・Work Instruction 06
 ブラザー・クラウス・フィールド・チャペル(2007)|ピーター・ズントー

PART. 7 粘土・油土 Clay / Oil Clay
・粘土で住宅のコンセブトを伝える
 ブリック・ハウス(2014)|レス&ゴリ
・マッシヴな三つのヴォリュームの構成
 東京士業大学百年記念館(1987)|篠原一男
・手を加えられ続けた油土模型
 谷村美術館(1983)|村野藤吾
・大地から生えてきたような粗々しさを油土で表現
 大学セミナーハウス(1965)|吉阪隆正+U研究室
・Characteristics of Materials 07 粘土・油粘土の種類・特性
・Work Instruction 07
 大隈重信記念館(1967)|今井兼次

PART. 8 耐火断熱れんが Insulating Firebrick
・地形と蛇籠の粗々しい外壁を断火耐熱れんがで表現
 御嶽山ビジターセンターやまテラス王滝(2022)|平瀬有人+平瀬祐子/yHa architects
・耐火断熱れんがを掘削して自由な造形をつくる
 クローパーハウス(2006)|宮本佳明建築設計事務所
・Characteristics of Materials 08 耐火断熱れんがの種類・特性
・Work Instruction 08
 イエ口ーハウス(1999)|ヴァレリオ・オルジャティ

PART. 9 アクリル・樹脂 Acryl / Resin
・動線を緑色のアクリルで可視化
 トニ・アレアル(2014)|EM2N
・ポリ塩化ビニルを溶着してシームレスな表情をつくる
 コルーシュの住宅(2007)|アイレス・マテウス
・透明感ある美しい海草のようなストラクチャー
 せんだいメディアテーク(2000)|伊東豊雄建築設計事務所
・アクリルで表現された不定形なガラスのドーム
 山梨フルーツミュージアム(1995)|長谷川逸子・建築計画工房
・Characteristics of Materials 09 アクリル・樹脂の種類・特性
・Work Instruction 09
 シュレーダー邸(1924)|へリット・トーマス・リー卜フェル卜
・Column 02 坂野正明と建築家の協働

PART. 10 発泡ポリスチレン Polystyrene Foam
・発泡ポリスチレンで立体的な構成を検討
 口一ザンヌ大学国際スポーツ科学研究所(2018)|力ラムーク+クオ
・発泡ポリスチレンによる箱形ヴォリュームのスタティ
 M(2012)|青木淳建築計画事務所
・発泡ポリスチレンによる引き抜きの造形スタディ
 力サ・ダ・ムジ力(2005)|OMA
・Characteristics of Materials 09 発泡ポリスチレンの種類・特性
・Work Instruction 10
 木と光の積層(2012)|佐賀大学平瀬研究室

Interview
模型で描く「世界モデル」  鈴木了二
物質観を研ぎ澄ます  内藤 廣
考える道具としての模型  青木 淳

ゼロからはじめる建築の[設備]演習 第2版

建築設備のそれぞれの分野について、要点を○×で答える1問1答形式。1・2級建築士の問題と同等のレベルである。空調・給排水・電気など、範囲が広く複雑な機器のシステム、機構を、直感的にわかりやすいイラストと、丁寧な解説で手早く要点をおさえられるようになっている。
最新のJIS規格や省エネ指標を反映した第2版。

[主な目次]
1 空調設備
定風量単一ダクト方式/空気線図/冷却除湿/変風量単ーダクト方式/定風量と変風量
二重ダクト方式/各階ユニット方式/全空気方式/ファンコイルユニット方式
ダクト併用ファンコイルユニット方式/中央熱源方式/パッケージユニット
空気熱源パッケージユニット/ルームエアコン/PID制御/冷媒方式/分散熱源方式
放射空調方式/床吹出し空調方式/床暖房と上下温度差/蓄熱式空調システム
定風量・定流量と変風量・変流量/制御弁/空調のゾ一二ング/PAL/換気

2 気化と凝縮・モリ工ル線図
気化熱と凝縮熱/空気熱源ヒートポンプ/COP/APF/ガスエンジンヒートポンプ
冷却塔/モリ工ル線図

3 冷凍機とボイラー
冷凍機/冷媒/吸収冷凍機/氷蓄熱式空調システムの冷凍機/ヒートポンプチリングユニット
蒸気暖房/膨張タンク

4 ダクトと送風
静圧、動圧、全圧/軸流送風機と遠心送風機/送風機と静圧/静圧-風量特性曲線(P-Q曲線)
ダクトのアスペクト比/圧力損失/送風機の特性曲線/送風機の回転数と軸動力/送風機の効率

5 給水設備
直結直圧方式と直結増圧方式/高置水槽方式/圧力水槽方式/ポンプ直送方式
給水方式のまとめ/水の圧力/圧力損失/流量線図/ポンプの特性曲線
ポンプの効率/キャビテーション/必要水圧/1日平均使用水量/受水槽
躯体利用の水槽/上水と井水の接続/クロスコネクション/バキュームブレー力一
ウォーターハンマーと流速/先分岐方式/ヘッダ方式/さや管ヘッダ方式
スラブ上配管/保温材/再利用水/節水コマ

6 給湯設備
ガス給湯器/都市ガスの種類/ヒートポンプ給湯器/給湯循環ポンプ/レジオネラ菌
膨張管(逃し管)/開放回路と閉鎖回路

7 排水設備
合流式/分流式/敷地内浸透式/合併処理浄化槽/下水道方式のまとめ/排水ます
排水管/排水槽/吐水口空間/間接排水/通気管/サイホン方式/トラップ
グリース阻集器/トイレの洗浄方式/BOD

8 電気の基本
電流、電圧、抵抗/電力/実効値/力率/進相用/コンデンサ

9 受電設備
電圧区分/受変電設備/変圧器/スポットネットワーク受電方式/非常電源
コジェネレーションシステム/太陽光発電/風力発電/単相2線式と単相3線式

10 配線設備
接地工事/分電盤/配線方式/電力の負荷/不当率/照度計算/UPS、CVCF

11 消防設備
火災の種類/屋内消火栓設備/スプリンクラー設備/水噴霧消火設備/泡消火設備
不活性ガス消火設備/粉末消火設備/連結送水管/連結散水設備/消火設備のまとめ
自動火災報知設備/煙感知器と熱感知器/非常警報設備/住宅用火災警報器/ドレンチャー設備
防火ダンパー/非常用照明・誘導灯/非常用工レベーター/工レベーターの非常停止
フラッシュオーバーまでの時間/群集歩行速度

12 省エネルギー指標
LCC(ライフサイクルコスト)/LCC0₂(ライフサイクルCO₂)/CO₂排出量
LCA(ライフサイクルアセスメン卜)/CASBEE/ZEBの定義/BEIの定義/BELS

13 暗記する事項

『建築環境デザインのディテール』刊行記念イベント 建築をつくることは、環境をつくることである

登壇者:荻原廣高・花岡郁哉・青木亜美・海野玄陽・清野 新・竹中大史

『建築環境デザインのディテール 光・熱・風・水・音』の刊行を記念して、トークイベントを開催します。
本書著者によるさまざまな試みをご紹介いただきながら、
建築家と環境エンジニアの共創・コラボレーションの可能性を探る貴重な機会です。
ぜひご参加ください。

開催日: 2025年1月27日(月)19:00~21:00(開場:18:30)
会場: 建築書店 Archi Books(東京都港区芝5-26-20)
   JR田町駅、都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線)徒歩3分  案内図:https://www.aij.or.jp/map.html 
定員:30名 *事前申込制(先着順)
参加費:無料
ライブ配信はこちらよりご視聴ください
申込方法:受付終了いたしました。

ディテール 2025年1月号

■特集
屋根と庇
架構や材料の合理性を備えつつ、
人びとの活動や感性にも呼応した進化する屋根とその試行に迫る。

[前説]
屋根と材料 徳渕正毅・江村哲哉・後藤一真
屋根葺き材に見る 屋根と軒先のディテール 大石卓人

[事例]
「豊田市博物館」 坂茂建築設計
「うめきた公園 大屋根施設」 妹島和世+西沢立衛/SANAA
「さくらんぼ畑のオフィス」 大西麻貴+百田有希/o+h
「キトー山梨本社」 竹中工務店/中楯哲史+梅原豊+齊藤康男
「大西熱学小牧事業所」 大西麻貴+百田有希/o+h
「禅坊 靖寧」 坂茂建築設計
「神戸市中央区役所・中央区文化センター」 日本設計/垣口知久+松岡且祥+山本葵
「松原児童青少年交流センターmiraton(ミラトン)・松原テニスコート」 御手洗龍建築設計事務所
「KANEKA Wellness Center」 大成建設一級建築士事務所
「新柏クリニック糖尿病みらい」 竹中工務店
「四国村ミウゼアム「おやねさん」」 空間構想
「d&i 大黒屋新社屋」 佐々木翔+鈴江佑弥/INTERMEDIA
「南予森林組合新事務所」 新企画設計・SUEP.・金箱構造設計事務所共同体
「安芸やまもと歯科」 艸建築工房

■今日のディテール
・4辺支持SSG構法による多角多面のガラスファサード
 東急プラザ原宿「ハラカド」|日建設計
・都市のアートとして発信するビル
 ポーラ青山ビルディング|安田アトリエ+久米設計
・ふーわりと浮かぶ笠雲のような大屋根の表現
 CYCL|百枝優建築設計事務所
・風をはらんだ布地のような柔らかな外壁
 Ryozan Park Green|平田晃久建築設計事務所
・床・天井の上下CLT弦材+スチールで構成するハイブリッドトラス
 八代市庁舎|久米設計
・ランドマークにふさわしいバルコニーデザインと平面形状
 ONE DOJIMA PROJECT|日建設計/惠本涼太郎+夏目寛子

■連載
イラストでわかるディテール名手のメソッド | 文・画:宮沢洋
第7回|シャープ ー 柳澤孝彦/宮崎浩/遠藤克彦

建築環境デザインのディテール

近年の気候変動を鑑みると、建築をつくることは、環境をつくることと、もはや同義である。
本書では建築環境デザインの手順を示し、光、熱、風、水、音といった環境を建築デザインにどう生かしていくのか、その発想のポイントをビジュアルに解説する。さらに、環境の視点から優れたデザインを実現している18事例をディテールとともに紹介。
 
[主な目次]
建築環境デザインの設計フロー
Step 1 気候を読む
Step 2 与条件を捉える
Step 3 周辺と調和する
Step 4 背景からつかむ
Step 5 環境性能を定める
Step 6 コンセプト・ディベロプメント
光をいざなう
熱をあやつる
風をうながす
水をめぐらす
音をとどける
 
ヴァナキュラー建築と建築環境デザイン
 
[座談会] 建築をつくることは、環境をつくることである。
 荻原廣高+花岡郁哉+青木亜美+海野玄陽+清野 新+竹中大史
 
建築環境デザイン 手法とディテール
1 リバー本社 竹中工務店
2 EQ House 竹中工務店
3 MONOSPINAL 山口誠デザイン
4 NICCA イノベーションセンター 小堀哲夫建築設計事務所
5 みんなの森 ぎふメディアコスモス 伊東豊雄建築設計事務所
6 松原市民松原図書館 MARU。architecture+鴻池組
7 コープ共済プラザ 日建設計 / 羽鳥達也
8 NBF 大崎ビル 日建設計 / 山梨知彦+羽鳥達也+石原嘉人+川島範久
9 アクロス福岡 日本設計,竹中工務店
10 JR 熊本駅ビル 日建設計 / 小松良朗+岩田友紀+羽月喜通+青木亜美
11 東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス / 日建設計・戸田建設一級建築士事務所設計共同体
12 高槻城公園芸術文化劇場 日建設計 / 江副敏史+多喜茂+高畑貴良志+差尾孝裕
13 新宿住友ビル RE-INNOVATION PROJECT
  住友不動産(建主・基本構想・総合監修),
  日建設計(基本設計・実施設計・監理),
  大成建設一級建築士事務所(実施設計・監理)
14 一宮のノコギリ屋根 川島範久建築設計事務所
15 SHOCHIKUCHO HOUSE 西沢立衛建築設計事務所
16 淡路島の住宅 SUEP. / 末光弘和+末光陽子
17 UNIQLO TOKYO
  佐藤可士和(トータルクリエイティブディレクター),
  ヘルツォーク&ド・ムーロン(デザインアーキテクト),
  ファーストリテイリング(プロジェクトマネジメント)
18 ONOMICHI U2 吉田愛・谷尻誠 / SUPPOSE DESIGN OFFICE

年末年始休業のお知らせ

年末年始の休業に伴いまして下記の期間、出荷を停止させていただきます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。

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以後のご注文につきましては2025年1月6日(月)以降に発送のご手配をさせていただきます。

(2024年12月5日公開)

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