小さな風景の教え
乾久美子+Inui Architects 著
B6・248頁
定価3,080円(本体2,800円+税)
ISBN:978-4-395-32237-4
2026年09月
道ばたに置かれた植木鉢や椅子、公園の一角に停められた大量の自転車……、無造作に見えるこうした日常の風景も、よく観察してみるとささやかな要素が組み合わさり、構造がうまれていることに気がつく。
生活者の感性や身体感覚を発揮して、日々自らつくり上げられているこの「小さな風景」から得られる学びを、50の「教え」としてまとめあげる。
[主な目次]
まえがき 小さな風景、生活の詩学として ― 乾 久美子
「小さな風景」から見出す50の教え
1. 死者とともに生きる
2. 気候が導く
3. 日陰をつくる
4. 空気の仕掛け
5. 聖なる水
6. 道ばたのコモンズ
7. ともに食べる
8. めぐる段ボール
9. 循環と分解の場
10. モノたちの声を聴く
11. 暗がりをたたえる
12. パークという居場所
13. 水がみえるということ
14. あらゆる場所で緑を育てる
15. 都市のなかの海、都市のなかの山
16. 設備をアクセス可能にせよ
17. 機能に従わない形態、見立ての力
18. 土木へつながる
19. 無尽蔵な空間資源
20. 生活世界があるところ
21. オフライン上の交通
22. 集まる市場
23. 最初に屋根がある
24. 道をつかいこなす
25. ルームをつくれ
26. 待つを過ごす
27. 失敗から始める
28. ヨドバシカメラ的なこと
29. 混在の優雅さ
30. かたちの導きをたどる
31. 社会的処方としての修繕
32. カジュアルな土木
33. 集落の始まり
34. 動いている生態系をみる
35. 小さいモノを残す
36. つづくメイキング
37. 掃除せよ
38. 働く場所を開く
39. とりあえず座れ、思うままに座れ
40. 祖国を現せ
41. インフォーマルな占有
42. 場所に身をゆだねる
43. とりあえずから始まる
44. グレーゾーンの爽快さ
45. 福祉は世界を先どりする
46. 生態系にはデザインがある
47. ユーモアの生まれるところ
48. しろうと仕事
49. 郵便的な空間
50. 不可思議さとともに生きる
具体的な作業の解説――あとがきにかえて
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ディテール 2026年10月号
250号(2026年秋季号)
ホテル 客室・レセプション
定価2,585円(本体2,350円+税)
2026年09月
創刊250号[記念座談]
ディテールの現在地 受け継ぐもの、更新するもの
勝矢武之[日建設計]×門脇耕三[明治大学教授・アソシエイツ パートナー]× 永山祐子[永山祐子建築設計]×花岡郁哉[竹中工務店]×原田真宏[MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO・芝浦工業大学教授]
■特集
ホテル 客室・レセプション
現代的なホテルのコンセプトを体験へと昇華する、磨き抜かれたディテールをひもとく。
編集協力:山本祥寛、根岸大樹(以上、日建設計)
[前説]
ホテルのコンセプトとディテール —— レセプション編
インターコンチネンタル札幌
フォーシーズンズホテル大阪
ウォルドーフ・アストリア大阪
ザ・リッツ・カールトン福岡(福岡大名ガーデンシティ)
1 Hotel Tokyo
Casa CABaN HAYAMA
帝国ホテル 京都(旧弥栄会館)
シックスセンシズ 京都
[事例]
「フォーシーズンズホテル大阪」
日建設計/惠本涼太郎+夏目寛子+山口智加、
キュリオシティ/グエナエル・ニコラ+
原田千賀子+ライト茉里+
マリーナ・コンドヴァ+谷雨桐(内装デザイン)
「シックスセンシズ 京都」
清水建設(建築)、BLINK Design Group(インテリア)、
プレイスメディア(ランドスケープ)、
ライティング プランナーズ アソシエーツ(照明デザイン)
「バンヤンツリー・東山 京都」
隈研吾建築都市設計事務所(デザインアーキテクト)、
橋本夕紀夫デザインスタジオ(客室デザイン)
「ザ・リッツ・カールトン福岡(福岡大名ガーデンシティ)」
久米設計・醇建築設計共同企業体
「柳川藩主立花邸 御花」 UDS
「指宿白水館 白砂の間」 atelier SALAD
「ITOMACHI HOTEL 0」
隈研吾建築都市設計事務所(建築設計)、
Dugout Architects 渡瀬育馬+内海大空(内装設計)
「ふふ 東京 銀座(ヒューリック銀座ビル)」 竹中工務店
「キャプション by Hyatt 兜町 東京」
三菱地所設計
「SOIL Nihonbashi Hotel」
武田清明建築設計事務所・staple studio
「京急 EXホテル 札幌」
日建設計/山本祥寛+遠山義雅+田嶋麻実
「OMO7横浜 by 星野リゾート」
竹中工務店(改修基本設計・実施設計)、
成瀬・猪熊建築設計事務所(FOH部インテリア基本設計/インテリアデザイン監修)
「泊船 HAKUSEN」 MARU。architecture
「Casa CABaN HAYAMA」
Patricia Urquiola, Patricia Urquiola S.p.A.+久米設計/富岡由貴・三浦洋介
「MIRU AMAMI(BAYVIEW VILLAS/SEASCAPE VILLAS)」 ADX
「ローズウッド宮古島」
三菱地所設計(マスターアーキテクト)、Studio Piet Boon(デザインアーキテクト)、
メック・デザイン・インターナショナル(内装設計・ローカライズ)
「NOT A HOTEL MINAKAMI TOJI」
サポーズデザインオフィス/谷尻誠+吉田愛+荘司麻人+阪口友晃
■今日のディテール
・全体をシームレスにつなぐ角丸のデザイン
城西大学 坂戸キャンパス 23号館(JOSAI HUB)|日建設計/長尾美菜未+中本太郎+李光赫
・3次曲面のアルミキャストフレーム一体型ユニットカーテンウォール
安田女子大学2号館|石本建築事務所/榊原由紀子+苗村武志+西村和佳葉
・「渦巻小梁」と膜によるスタジアム屋根の「新様式」
瑞穂LOOP(名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業)|竹中工務店/石黒紘介+北川昌尚(日本設計・竹中工務店・プレック研究所 設計共同体)
・3層の段がずれながら連続していく端正なPCaPC庇
ディール広島|久米設計/松尾敬一+吉成裕、佐藤久美子、矢嶋優太、森貴禎
・反復するヤジロベエ形状のキャンティレバー梁
せとのき|長谷川豪建築設計事務所
■連載
現代住宅「ピロティ」考 | 武井誠+京都工芸繊維大学武井研究室
第7回|自然を感じ取るピロティ
「窓の家」吉村靖孝建築設計事務所
「舞多聞の家」畑友洋建築設計事務所
「one year project」ADX 安齋好太郎、名和研二/なわけんジム
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ベーシック建築材料 第2版
野口 貴文+今本 啓一+兼松 学+小山 明男+田村 雅紀+馬場 英実+丸山 一平 著
B5・180頁
定価3,300円(本体3,000円+税)
ISBN:978-4-395-32239-8
2026年08月
素材を使いこなし名建築へ仕上げていくためには、素材の属性・特性を熟知する必要がある。
本書は建築を学ぶ学生が建築の素材にこだわり使いこなしていくために知っておくべき基本事項について解説。
科学的知識から建築のデザインへとつながるように構成されている。第2版は、建築の持続可能性とCO²排出量削減の観点から見直している。
[主な目次]
口絵 素材から建築へ
1 │ スチール 神奈川工科大学KAIT広場
2 │ ステンレス 東京カテドラル聖マリア大聖堂
3 │ アルミニウム YKK80ビル
4 │ 銅 ラ コリーナ近江八幡
5 │ 石 屋島山上交流拠点施設「やしまーる」
6 │ 土 マリ共和国ジェンネの泥のモスク
7 │ コンクリート 瞑想の森 市営斎場
8 │ セメント系材料 那覇文化芸術劇場なはーと
9 │ 瓦 島根県芸術文化センター
10 │ タイル 国立国会図書館新館
11 │ ガラス 銀座メゾンエルメス
12 │ 石膏 日本生命日比谷ビル
13 │ 木 イタリア大使館別荘記念公園本邸
14 │ 木質材料 禅坊靖寧
15 │ 茅 鳥飼八幡宮拝殿
16 │ フッ素樹脂(ETFE) 有明アーバンスポーツパーク・ランニングスタジアム
はじめに
序 建築材料とは何か
Ⅰ メタル素材
メタル素材とは
1│ スチール
2│ ステンレス
3│ アルミニウム
4│ 銅・チタン・亜鉛 [銅][チタン][亜鉛]
Ⅱ セラミック素材
セラミック素材とは
5│ 石
6│ 土
7│ コンクリート
8│ セメント系材料 [ALC][繊維強化セメント系パネル]
9│ れんが・瓦 [れんが][瓦]
10│ タイル
11│ ガラス
12│ 石膏・漆喰 [石膏][漆喰]
Ⅲ 高分子素材
高分子素材とは
13│ 木材
14│ 木質材料
15│ 植物材料 [カヤ・ワラ][イグサ][竹][紙]
16│ プラスチック系材料
コラム 建築材料の科学
【00】「建築材料の科学」をはじめる前に
【01】何が材料の強度を決めるか?
【02】金属はなぜ腐食するか?
【03】金属はなぜ熱を伝えやすいか?
【04】形状記憶合金とは何か?
【05】宝石は,なぜ透明で色が付く?
【06】化石が建材になる?
【07】なぜ強度をもつのか?
【08】セメントはどれだけもつか?
【09】れんがはどう固まるのか?
【10】釉薬の働きとは?
【11】建築材料で発電はできるか?
【12】無機系材料の強度と破壊とは?
【13】燃焼とは何か?
【14】接着とは何か?
【15】植物材料はなぜ腐るのか?
【16】赤い色はなぜ消えやすいか?
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2026年夏季休業及び決算棚卸による出荷停止のご案内
弊社委託倉庫夏季休業及び決算棚卸作業のため、ご注文商品の出荷を下記のとおり停止させていただきます。
ご迷惑おかけいたしますが、ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
夏季休業出荷停止期間
2026年8月13日(木)~8月14日(金)
※2026年8月12日(水)午前中までにいただいたご注文につきましては当日発送、
以降のご注文は8月17日(月)に発送のご手配をさせていただきます。
(8月13日(木)~14日(金)は弊社販売部が夏季休暇となりますため、ご注文、およびお問い合わせにつきましてはFAXをお送りいただくか、8月17日(月)以降にお電話いただきますようお願いいたします。)
決算棚卸出荷停止期間
2026年8月27日(木)~8月31日(月)
※2026年8月26日(水)午前中までにいただいたご注文につきましては当日発送、
以降のご注文は9月1日(火)に発送のご手配をさせていただきます。
デジタルツインで建築を解放する
建築物やインフラ、インテリアから家具に至るまで、現実世界とデジタル空間を同時に管理・可視化する手法「デジタルツイン」の構築が求められている。
本書はその基本的な考え方からプロジェクトの進め方など実務的な手法、中核となるBIMを使いこなすための運用や体制、ルールづくりのポイントを提供。
[主な目次]
第1章 デジタルツインの可能性
建設業界におけるデジタルツインの適用
1. デジタルツインとは?
2. 建設業界への適用と可能性
3. デジタルツインのステークホルダー
4. スタティックとダイナミックの融合
5. スケールと時間軸を超える
[WorkPath Case_1] パナソニック
スタティックデータとダイナミックデータを融合させたオフィス分析の共同開発
第2章 デジタルツイン推進の視点
課題整理と効果を最大化するアプローチ
6. データのフローと新しい専門性
7. データの権利帰属と共有
8. データの可視化と活用インターフェースの進化
9. AIとデジタルツインの連動
10. デジタルツインが変える働き方の未来
[WorkPath Case_2] 損害保険ジャパン
デジタルツインを活用したファシリティマネジメントとCRE戦略の高度化
[現場からみたデジタルツイン]
① 双子はふたりじゃない/② 現場を回しながら、未来をつくる/③ 主客が入れ替わる!?/④ 人はすぐ信じ過ぎる/
⑤ 時空を超えるまなざし/⑥ 名もなき越境者/⑦ アイデアは下から湧いてくる?/⑧ みえるだけでは伝わらない/
⑨ AIは魔法じゃない/⑩ 離れていても、同じ空間をつくる
【Column 1】
人と機械が同じ空間を共有するための基盤「コモングラウンド」(豊田啓介)
第3章 BIMの概要と本質
「つくる」と「活かす」を情報でつなぐ仕組み
11. なぜ今BIMなのか
12. BIM普及の背景 日本と海外の違い
13. BIMとCADは何が違うのか
14. 協働を実現する仕組み
15.BIMの活用領域とその広がり
[WorkPath Case_3] NTTファシリティーズ
直感的に空間を把握し、デジタル空間とユーザーをつなぐ仕組み
第4章 情報基盤としてのBIM運用
価値を生み続ける仕組み化の思考
16. BIMの仕様設計
17. BIMの情報粒度:LOD・LOIの考え方
18. EIRとBEPの役割と策定ポイント
19. プロジェクトの体制とデータマネジメント
20. BIM導入で必要な視点
[WorkPath Case_4] 三井デザインテック
業務変革プロジェクトとして実践を重ねる段階的なBIM導入の実践
[現場からみたBIM]
①「 マネジメント」の視点/② アナログ文化をデジタル技術で支えていく/③ BIMは業務の仕組みを変える/
④ 設計は協働・共創のプロセスへ/⑤ BIMの広がり/⑥ BIMの仕様設計というきっかけ/⑦ 情報基準という土台/
⑧ 発注者の意識がBIMの価値を変える/⑨ 新しい職能は別軸の管理者/⑩ BIM導入成功の裏技!?
第5章 事例にみるデジタルツインの未来
活動事例1 現場から生まれる必要十分のDX(アンドパッド)
活動事例2 設計から施設運用まで国境を越えて根付くBIM(Pinnacle Infotech)
活動事例3 データを起点に業務をつなぎ、BIMを活かす戦略的DXの実装(AMDlab)
活動事例4 既存建物を起点に「未来の現況」を更新し続けるライフサイクルBIM(NTTファシリティーズ)
活動事例5 木造の設計と工務店をつなぎ“間違いをなくす”BIM運用(KINO BIM)
活動事例6 「木造×デジタル」で森から運用までを一つの循環に(ADX)
活動事例7 デジタルツインとウェルビーイングで工場の未来を考える(パナソニック エレクトリックワークス)
【Column 2】
BIMの現在地と可能性──設計ツールから業界インフラへ(羽山拓也)
ディテール 2026年7月号
■特集
リノベーション
既存建築のポテンシャルを未来の価値へと編み替える
新たな改修設計の現在を読み解く。
[前説]
座談 ─ 創造的余白と関係性の更新 ─ モダニズム建築の継承とサーキュラーの実践
高野洋平・森田祥子[MARU。architecture]× 川島範久[川島範久建築設計事務所]× 門脇耕三[明治大学教授]
[事例]
「伊賀市旧上野市庁舎再生」 MARU。architecture
「全日本海員組合本部会館 改修」 野沢正光建築工房
「帝国ホテル 京都(旧弥栄会館)」 大林組一級建築士事務所、榊田倫之/新素材研究所(内装設計)
「大阪市立美術館」 日建設計
「新行政棟・文化庁移転施設」 日本設計 岸和郎(デザイン・アーキテクト) 田原幸夫(ヘリテージ・アーキテクト)
「旧本多邸」 久米設計
「旧小菅刑務所庁舎」 佐藤総合計画
「歳吉屋 ─BYAKU Narai─」 竹中工務店
「大阪ガス実験集合住宅NEXT21 504住戸改修 2026「編み替えの家」」 川島範久+川島範久建築設計事務所(インフィル改修設計)
「横浜美術館」 TANGE建築都市設計
「横浜美術館 空間構築、サイン計画」 乾久美子建築設計事務所、菊地敦己事務所
「ラビットホール」 AS
「大谷グランド・センター」 針谷將史建築設計事務所
「安井建築設計事務所「美土代クリエイティブ特区」WORK VILLA MITOSHIRO」 安井建築設計事務所
「日建設計 竹橋オフィス」 日建設計/浦俊弥+谷内啓太郎+遠山義雅+永久淳一+田嶋麻実
「紀伊國屋ビルディング」 前川建築設計事務所
■今日のディテール
・100φの丸鋼と木が織りなす、布のようにふわりと架かる大屋根
丸岡城観光情報センター「マチヨリ」|TIT+HYAKKA
・複雑な屋根形状を自然素材を使って手仕事でつくる
メタセコイアと馬の森|芦澤竜一建築設計事務所
・多正面性を実現する構成と「への字」の外壁ディテール
神戸市立垂水図書館|フジワラボ・タト・トミト設計共同体
・数理と感性が生み出す、揺らめくようなガラスのドレス
ルイ・ヴィトン メゾン 三里屯|青木淳、山元隆志/AS(外装)、Louis Vuitton Malletier(内装)
・軽やかに波打つ屋根と天井が生む、変化に富んだ光と空間
共栄鋼材扶桑工場|PERSIMMON HILLS architects
■連載
現代住宅「ピロティ」考 | 武井誠+京都工芸繊維大学武井研究室
第6回|生活の気配が満ちる
「旋の家」武井誠+鍋島千恵/TNA
「都市にひらいていく家」栗原健太郎+岩月美穂/studio velocity
「篠風の居拠」池原靖史+冨山正幸
台風6号接近にともなう臨時休業のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
台風6号の接近にともない、明日6月3日(水)は臨時休業とさせて頂きます。
ご迷惑おかけいたしますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
ランドスケープとつながる建築作法
建築は、周辺の環境とともにランドスケープの一部として構成されている。
そのありようが一体となった国内外の建築を収録し、美しさと機能性の両方を実現するための設計作法を紹介する。
建築を8つの作法に分類し、建築の空間構成が地形や植栽、風向きや気象との間につくられた関係であることを、写真や地形の起伏もわかる図面で構成した。
[主な目次]
はじめに L+Aということ
L+A 風景につながる8つの作法
Ⅰ ─点睛を打つ─
1 海風を体現する勾配屋根の群像 シーランチ・コンドミニアム
チャールズ・ムーア+ローレンス・ハルプリン
2 彫刻的造形が祝福する丘の頂部 ロンシャンの礼拝堂
ル・コルビュジエ
3 大地の水準器が顕わす農耕風景のスケール ドミナス・ワイナリー
ヘルツォーク&ド・ムーロン
4 寡黙な矩形が仕立てる山裾の風景 土門拳写真美術館
谷口吉生
Ⅱ ─環境に潜む─
1 河畔林が守るガラスの箱の生活 ファンズワース邸
ミース・ファン・デル・ローエ
2 木立に囲まれた全方位水平連続窓 サヴォア邸
ル・コルビュジエ
3 幾何学で繫がる庭と居間 ミラー邸
エーロ・サーリネン + ダン・カイリー
|3 つの逆引き作法を示すアイコン① 建築は大地と対話する
Ⅲ ─地勢を摑む─
1 中庭広場に呼び込まれる微地形 アアルトのスタジオ
アルヴァ・アアルト
2 都市を見晴らすモダンリビングの舞台 ケース・スタディ・ハウス No.22
ピエール・コーニッグ
3 氷河小丘に抱かれる静謐なアプローチ 森の墓地
グンナール・アスプルンド+シーグルド・レヴェレンツ
4 近代空間に映し出された渓流の侵食地形 落水荘
フランク・ロイド・ライト
5 木立に瞳を開くプリミティブな箱 千ヶ滝の山荘
香山壽夫
Ⅳ ─地に伏す─
1 岩盤にくり抜かれた礼拝の場 テンペリアウキオ教会
ティモ & トゥオモ・スオマライネン
2 丘の麓に潜む礼拝の小空間 コロニア・グエル地下聖堂
アントニ・ガウディ
3 アースキャスティングが生む大地を這う空間 コサンティ・オリジナル
パオロ・ソレリ
4 アースワークに組み込まれた火葬場 風の丘葬斎場
槇文彦+三谷徹
|3 つの逆引き作法を示すアイコン② 自己と自然の関係性を導く「開口景」
Ⅴ ─軸で繫がる─
1 大陸と海洋の距離を繫ぐ軸 ソーク研究所
ルイス・カーン
2 里山に刻まれた線空間 植村直己冒険館
栗生明+宮城俊作
3 平和を象徴する大地の水平距離 広島平和記念資料館
丹下健三
4 古典シンメトリーと正対する自由空間 バルセロナ・パビリオン
ミース・ファン・デル・ローエ
Ⅵ ─回遊を生む─
1 河口洲の縁を回遊する展示空間 ルイジアナ美術館
ヨルゲン・ボー+ヴィルヘルム・ヴォーラート
2 街区動線を骨格とする美術館 シュトゥットガルト州立美術館
ジェームズ・スターリング
3 群造形が生み出すパブリックのひだ 代官山ヒルサイドテラス
槇文彦
4 立体回遊を都市風景とするアトリウム 東京国際フォーラム
ラファエル・ヴィニオリ
5 まちと公園を繫ぐ地形的回遊空間 アプタイベルク美術館
ハンス・ホライン
|3 つの逆引き作法を示すアイコン③ 建築空間との出会い方
Ⅶ ─環境を宿す─
1 自然林を再現し囲い込む フランス国立図書館
ドミニク・ペロー
2 微地形を宿すオフィス空間 フォード財団ビル
ケヴィン・ローチ
3 大屋根が抱く植物学の庭 牧野富太郎記念館
内藤廣
4 緑の水平面が納められた霊廟の箱 ブリオン家の墓
カルロ・スカルパ
5 馬のスケールがつくり出す庭と空 サン・クリストバルの厩舎
ルイス・バラガン
6 天空を映し込む祈りのための水盤 水の教会
安藤忠雄
Ⅷ ─緑を纏う─
1 公園に仕立てられた博物館 オークランド美術館
ケヴィン・ローチ+ダン・カイリー
2 都市に現れた里山の緑 アクロス福岡
日本設計+竹中工務店+エミリオ・アンバース+田瀬理夫
おわりに
生活と住居
住居は、住み手がひとりひとり創りあげていくものである。
本書は、生活と住居についての軸となる考え方を伝える。住まい方を振り返る方法からはじまり、歴史、計画論、環境、維持管理また、社会資本としての住まいをとらえ、家の外(まち)とのつながりを考える。豊かな社会に向けた暮らしを紡ぐ場としての住まいづくりに貢献できるようになる。
[主な目次]
第1章 住生活を学ぶ
1. はじめに
2. 住生活における近年の著しい構造的変化
3. 住生活の研究の始まり
4.【課題】多様な住生活の読み解き
第2章 住宅・住生活の変遷
1. 原始から古代の住宅と生活
2. 中世の住宅とその暮らし
3. 近世の住宅とその暮らし
4. 近代の住宅とその暮らし
5. 戦後の住宅とその暮らし
6. 現代の住宅とその暮らし
第3章 住まいの計画と設計・製図
1. 住まいの計画
2. 住まいの設計・製図
第4章 環境と住生活
1. 気候と室内環境
2. 住まいの温熱環境
3. 住まいの光環境
4. 住まいの空気質
5. 住まいの音環境
6. 住まいの水環境
7. 私たちの住まいと環境負荷
第5章 住居の選択と管理
1. 住まいの選択
2. 住まいの管理
第6章 福祉と住居
1. 居住福祉
2. 障がい・健康状態と環境
3. 障がいのある人と住まい
4. 高齢者と住まい
5. だれもが安心して生活できる住まい、まちを目指して
第7章 地域生活とまちづくり
1. まちづくりとは何か
2. 住宅地の諸相
3. 地域・まちをつくるさまざまな視点
4. 地域を整備する方法
5. 地域を育む
アーバンデザインノート
アーバンデザインは「まちづくり」にあって、都市再生、地区保全、景観管理など都市空間の形質と形成に関わる行為をいう。
15事例をプロジェクト型、エリア型、ビジョン型に分類。さらに、実践におけるポイントを、①プロセスとツボ、②資源の発見と運用、③空間の統合、④実践と運動、⑤主体と職能という、<5つの視点>にまとめている。
[主な目次]
序章 アーバンデザインの実践に向けて
0.1|いま、アーバンデザインとは
0.2|アーバンデザイン三つの類型
0.3|アーバンデザイン実践への五つの視点
第1章 建築と都市空間を一体で設計する
千葉県千葉市幕張ベイタウン 1988〜2015年
1.1|住宅で都市をつくる
1.2|建築の型式を描くマスタープラン
1.3|建築の作法を示すガイドライン
1.4|事業の手続きとデザインの監理
第2章 東京湾岸の再開発とマネジメント
東京都品川区 天王洲アイル 1980年代~
2.1|水辺の倉庫群がオフィス空間に
2.2|マスタープランと街づくり憲章
2.3|アメニティ空間と界隈性の獲得
2.4|エリアマネジメントTENNOZへ
第3章 ターミナル駅の歩行者網の再構築
東京都渋谷区 渋谷駅中心地区 2000年~
3.1|地上・地下に輻輳した渋谷駅
3.2|土木と建築が絡み合う駅再開発のビジョン
3.3|アーバンデザインの到達点
第4章 津波被災市街地の復興まちづくり
岩手県釡石市東部地区 2011~2021年
4.1|東日本大震災からの復興計画
4.2|大規模商業施設と市街地をつなぐ
4.3|市街地の減災化と住まいの再建
第5章 公民連携によるみなとまちづくり
静岡県静岡市清水港及び周辺 2018年~
5.1|清水港とみなとまちづくり
5.2|公民連携協議会とグランドデザイン
5.3|10の視点と湾心湾環構造
5.4|リーディングプロジェクトとガイドブラン
5.5|シンポジウムとみなとまちテラス
第6章 荒廃した米国旧市街地の再生
ミネソタ州セントポール市ロウアータウン地区 1976~2006年
6.1|ロウアータウン再開発会社(LRC)
6.2|芸術家とIT企業のコミュニティ
6.3|創造的なデザイン調整
6.4|まちづくり会社の「店じまい」
第7章 UDCで挑む未来志向の都市開発
千葉県柏市 柏の葉キャンパス地区 2006年~
7.1|アーバンデザインセンター
7.2|土地区画整理事業ブラス
7.3|知を碁盤としたコミュニティ形成
7.4|スマートシティ
第8章 歴史的資源を活用した多主体連携
福井県坂井市三国湊地区 2018年~
8.1|保存運動からアーバンデザインセンターへ
8.2|保全再生の計画と実践
8.3|まちづくりの自律的活性化の試み
第9章 都市プロジェクトの布石と連鎖
愛媛県松山市中心市街地 2000年代~
9.1|「歩いて経らせるまちづくり」の展開
9.2|公共空間整備によるネットワーク形成
9.3|プロジェクトをとりまとめるアーバンデザインセンター
9.4|プロジェクトの波及的展開
第10章 旧城下町都市の景観まちづくり
長野県松本市中心市街地 1961年~
10.1|景観重視の都市整備
10.2|景観行政
10.3|市民参加と専門家の貢献
第11章 政策実装に向けた都市ビジョン
神奈川県横浜市 1859年~
11.1|ビルドバックベターの都市ビジョン
11.2|人間的都市空問の構想と実践的展開
11.3|歴史・水と緑・市民参加を踏まえた都市ビジョン
11.4|創造都市政策にみる都市ビジョン
11.5|エリアビジョンとマネジメント
第12章 双子都市を結ぶ戦略とその深化
福岡県福岡市天神地区・博多地区 1889年~
12.1|双子都市の形成と発展
12.2|福岡市の都市戦略の転換と都心軸モール構想
12.3|民と官が呼応するアーバンデザイン
第13章 市民が進める歴史都市の景観再生
京都府京都市 1922年~
13.1|景観政策の系譜:山並み・町並みの保全
13.2|新景観政策:都市戦略としての高さ規制
13.3|道路空間再配分による歩行者優先空間の整備
13.4|住民主体の漸進的まちづくりの進展
第14章 公共空間を軸に進める都市再生
スベイン・バルセロナ市 1859年~
14.1|アーバンデザイン行政の系譜
14.2|小さな空間からまちを再構築する
14.3|都市をつなげる・都市がつながる
14.4|次世代の持続可能性を編む
第15章 人口減少都市の戦略と地区再生
米国ミシガン州デトロイト市 2000年~
15.1|デトロイトの歴史的変遷と人口減少の背景
15.2|ダガン市政下の近隣地区の戦略的な再生
15.3|都心部におけるBIZの導入と公共空間改善
15.4|廃墟化した駅舎を再利用したイノベーション地区






