![ディテール 2019年4月号](/image/DH-220.jpg)
ディテール 2019年4月号
220号(2019年春季号)
屋根デザインの新潮流
定価2,357円(本体2,143円+税)
品切れ
2019年03月
■特集
屋根デザインの新潮流
編集協力:神戸嘉也、徳渕正毅
屋根はさまざまな環境から守るシェルターという原初的な性格をもちながら、材料や技術の進化によって大きく変容してきた。さまざまな素材や構法、また伝統の再解釈や自由な曲面を駆使したものなど、近年の豊富な事例とともに紹介する。
[前説]
屋根による空間のアクティビティ ―神戸嘉也(大林組)
現象のインターフェイスとしての屋根 ―徳渕正毅(ARUP)
部位ディテールからみる屋根――① 屋根先端の納まり ―神戸嘉也(大林組)
部位ディテールからみる屋根――② 竪樋の扱い ―神戸嘉也(大林組)
[作品]
・地域の風土に溶け込むランドスケープとしての屋根
猿倉山ビール醸造所/KAJIMA DESIGN
・45度のリズムを刻む光井戸としての屋根
日本基督教団 真駒内教会/アトリエブンク
・「オープンビーム」によって開かれた波のようなRC自由曲面屋根
江の島 湘南港ヨットハウス(湘南港港湾管理事務所)/ヘルム+オンデザイン
・企業精神を体現したベクトル状の分節屋根
DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX/竹中工務店
・風景に呼応するLVLとLVBによる3 枚の木造屋根
HAKKO ゲート/大林組/磯部大喜
・街並みと機能に沿った屋根の連なり
荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)/SANAA+新穂建築設計事務所+石川設計事務所
・浮遊するような一文字葺きの寄棟屋根
清荒神清澄寺休憩所・売店/竹中工務店
・風景と調和し,企業のアイデンティティを表象する「宝形屋根」
宝ホールディングス歴史記念館/竹中工務店
・緑化セラミックパネルとアルミパネルの寄棟屋根
ポートランド日本庭園 カルチュラル・ヴィレッジ/隈研吾建築都市設計事務所,Hacker Architects(設計協力)
・樋を廃したシャープな意匠の回廊状の通り庇
漢検 漢字博物館・図書館/大林組
・棟の操作が生む伸びやかで動きのある切妻屋根
わくわくコマツ2号館/大林組/佐畑勇樹
・ゲルバー梁を応用したシンプルな木造片流れ屋根
栄光学園 創立70周年事業 新校舎/日本設計(基本設計),日本設計・大成建設一級建築士事務所 設計共同体(実施設計)
・多雪地域における木架構格子屋根
アシリ・和來/NTT ファシリティーズ
・「ダブルスーパーウィング」架構による明るく軽快な無柱大空間
福岡空港貨物施設移転整備事業/清水建設一級建築士事務所
・張弦構造によるダイヤモンドトラスの屋根
HAWKSベースボールパーク筑後 屋内練習場/大成建設一級建築士事務所/川野久雄
■連載
・ディテールにみる戦後建築の伝統表現
第3回 吉村順三——民家のディテールを再編成する ―青柳憲昌
・屋根から読み解く住宅の空間
第5回 二つの屋根を連ねて ―大塚 篤
・わしらディテール探検隊
第7日目 木造床の施工現場 ―画:ロビン西 編集:フリックスタジオ
■今日のディテール
・扇形平面に架けられた鉄骨垂木の繊細な屋根と外装
とらや 赤坂店/内藤廣建築設計事務所
・力の流れが心地よく表現されたハイブリッドの架構と開口部まわり
福井県年縞博物館/内藤廣建築設計事務所
・CLT材利用による現代寺院の小屋組
安永寺/福山弘構造デザイン
・“逓信DNA”継承の外観
大手町プレイス/日本設計(基本計画),日本設計・N T T ファシリティーズ共同企業体(基本設計),日本設計,大林組一級建築士事務所(実施設計)
・ケーブル吊り構造による浮遊するコンクリート屋根
日本リーテック総合研修センター/日建設計/浅野卓郎+齊藤翼
・ガラス大開口と大庇の統合されたデザイン
福岡市動物園エントランス/動物情報館 ZOO lab/淺石 優+プレック研究所+和田設計
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