エスキスって何?
小川 真樹・地引 重巳・ジェームス・ランビアーシ 著
B5・112頁
定価2,640円(本体2,400円+税)
ISBN:978-4-395-32145-2
2020年01月
「エスキス」は多くの学生にとっては、建築学科に入ってからはじめてきく言葉であり、何をするのかわからないということをきく。なにかを調べたり、スケッチを描いたり、模型をつくったり、断片的な行為が思考を深め、アイデアをまとめ、設計をブラッシュアップすることにつながる。本書はこうした「エスキス」へのアプローチの方法を紹介する。
[目次]
はじめに エスキスって何?
Chapter 1 エスキスの準備体操
1-1 既成概念を捨てよう
1-2 空間体験をしよう
1-3 時間の流れを意識しよう
1-4 好きな建築家を見つけよう
1-5 センスは磨くものと自覚しよう
1-6 他者を知り、想像力を養おう
1-7 社会を知り問題意識をもとう
column 1 旅に出よう
Chapter 2 エスキスの道具箱
2-1 スケッチはコミュニケーションの道具
2-2 スケッチの種類
2-3 スタディー模型で検討する
2-4 コンセプト模型をつくる
2-5 スタディー模型の多様な種類
2-6 スケールって何?
2-7 ヒューマンスケールって何?
2-8 ベッドルームの設計をしてみよう
2-9 構造とスケール
2-10 適切なスケールを使う
2-11 ダイアグラムって何?
2-12 ゾーニングで中間領域を考える
2-13 プログラムを解く①
2-14 プログラムを解く②
2-15 コンセプトを発展させる
column 2 考えるためのスケッチ
Chapter 3 住宅のエスキス
3-1 課題と敷地を読み解く
3-2 プログラム構築とダイアグラムの整理
3-3 ダイアグラムにスケールを与える
3-4 コンセプトを意識して恐れず手を動かす
3-5 ときには壊すことも恐れずに
3-6 平面と断面は同時に
3-7 外構や環境も同時に考える
3-8 人をイメージする
3-9 時間軸もイメージしてみる
column 3 プロセスを捨てない
Chapter 4 集合住宅のエスキス
4-1 敷地調査からはじめる
4-2 コンセプトを考える
4-3 ボリュームスタディーで住棟をデザインする
4-4 階段と廊下を考える
4-5 ユニットのつなぎ方を考える
4-6 平面図の中を歩いてみよう
4-7 断面を工夫すれば空間は楽しくなる
4-8 ファサードを考える
4-9 ランドスケープから考える
4-10 コモンスペースを考える
column 4 エスキスもプレゼンテーション
おわりに エスキスってどう?
写真撮影者・図版出典/参考文献
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