彰国社

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バリアフリー体験ワークブック

八藤後 猛 著

B5・130頁

定価2,530円(本体2,300円+税)

ISBN:978-4-395-32152-0

2020年09月

生活環境づくりに欠かせない、バリアフリー環境について学ぶテキスト。自ら体感し、最適な環境を知るとともに、バリアフリー基準(数値)の根底にある考え方を理解することを目的とする。医療、福祉、看護系にかかわる人ばかりでなく、建築、交通、まちづくりなどの工学系の人には、バリアのない環境をつくり出すための設計に役立つ内容である。

[目次]
第Ⅰ章 運動・移動と環境……「車いす」から歩行環境を考える
本章で学ぶこと
WORK 1 車いすのイメージをスケッチしてみる
 1 車いすの種類と各部名称を知る
 2 車いすのスケッチからわかること
  コラム 頸髄損傷について
WORK 2 車いすに乗ってみる、押してみる
 3 車いすを図面化する目的とそのプロセス
WORK 3 自走用標準形車いすの寸法をはかり、図面化する
  コラム 車いす事始め
WORK 4 車いすのテンプレートをつくって、トイレの図面の中で動かしてみる
 4 多機能トイレと車いす簡易型便房
  コラム 車いすによる便器へのアプローチ方向
WORK 5 車いすに乗って、目線の高さや到達範囲をはかる
  コラム 住宅のコンセント位置
 5 計測において留意したいこと
  コラム 日常生活と高さ
WORK 6 車いすが、転回するときに必要な幅をはかる
WORK 7 車いすの重さと重心位置をはかる
  コラム 電動車いす
 6 車いすの重心位置、そしてベビーカーまで考える
  コラム ベビーカーと荷物
  コラム 重心とは何か
WORK 8 車いすの通抜けや通行に必要な幅をはかる
  コラム 寸法をはかるとき、どこにメジャーの始点をあてるか
WORK 9 車いすが通路を曲がる、部屋に入るために必要な通路幅をはかる
WORK 10 杖、車いす、ベビーカーの使用者が通り抜けや通行に必要な通路幅をはかる
  コラム 階段かスロープの二者択一を越えて
WORK 11 車いすで越えられる段差とその力をはかる
  コラム 2つの段差 住宅と道路
 7 スロープ(傾斜路)のワークに入る前に
WORK 12 車いすで異なる角度のスロープを体験し、スロープ上で位置を保つために必要な力をはかる
  コラム 傾斜を表す表現
 8 車いすを動かす推進力(トルク)について

第Ⅱ章 視覚・視力と環境……障害による見え方の違いを体験する
本章で学ぶこと
 1 照度と輝度の違いを知る
 2 照度と輝度をどう区別するか
  コラム JIS(日本産業規格)照度基準
WORK 1 室内のさまざまな場所の照度・輝度をはかる
WORK 2 まちの中のさまざまな場所の照度・輝度をはかる
 3 視力、ランドルト環、視覚障害を知る
WORK 3 ランドルト環をつくり、視力をはかる
  コラム 視力とまちの中のさまざまな場所の文字の大きさ
WORK 4 市販の眼鏡、もしくはシミュレーションレンズを使って、視力障害の見え方を体験する091
 4 視野狭窄を体験する
  コラム なぜ、子どもの視野は狭いのか
WORK 5 視野角の異なるシミュレーションツールをつくる
  コラム 薄暮時間帯と視力
 5 色覚障害を体験する
  コラム 色はどのようにして表現するのか
WORK 6 さまざまな場所の色を数値で表してみる
WORK 7 色覚障害による色の見え方を体験する

第Ⅲ章 聴覚・聴力と環境……音の聞こえ方の違いと騒音を体験する
本章で学ぶこと
 1 音の基本と聴覚メカニズムを知る
WORK 1 聴覚障害を体験する
WORK 2 聴力をはかる
 2 騒音をはかり、評価する
WORK 3 騒音をはかる
  コラム サウンドスケープデザイン 音から環境を考える
WORK 4 高齢者や難聴者には、周囲の音がどのように聞こえているかを評価する
  コラム 音楽再生アプリによる周波数帯ごとのコントロールを用いた実験方法

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