
ディテール 2020年10月号
226号(2020年秋季号)
選ばれる医療施設のディテール
定価2,357円(本体2,143円+税)
2020年09月
■特集
選ばれる医療施設のディテール
編集協力:伊藤喜三郎建築研究所(森嶋浩,江口紀子,服部敬人,赤岩重信,高橋絵美,宇都宮雅人)
治癒力を養う病院の空間は、日常生活との連続の中にある。病院はドラマチックな建築であり、癒しの環境や、感性豊かなデザインとディテールを大切にし、重ねてゆく場所である。
[前説]
・病院の設計
出入口・ホール/外来部門/病棟・病室/ICU(集中治療室)/感染管理
[作品]
・光を取り込む回遊式の健診空間
倉敷中央病院付属予防医療プラザ /日建設計、藤木工務店
・居場所を把握する手掛かりとしての「光庭」
藤田医科大学岡崎医療センター /大林組、プランテック総合計画事務所
・利用者を優しく迎える曲面カウンター
社会福祉法人十愛療育会 横浜医療福祉センター港南 /伊藤喜三郎建築研究所
・快適なベッドサイドビューと病室の必要機能をインテグレートさせた外装
日本赤十字社 長崎原爆病院 /日建設計
・地域を守る「白い帯」
藤田医科大学岡崎医療センター /大林組、プランテック総合計画事務所
・日射遮蔽機能をもつ柱梁同寸の「シェードフレーム」
柏たなか病院 /大成建設一級建築士事務所
・都心の屋上庭園へ誘う「みどりの箱」
東京医科大学病院 /大林組
・病棟スタッフゾーンを垂直に連続させるバーチカル・スタッフステーション
社会医療法人泉和会 千代田病院 /伊藤喜三郎建築研究所
・必要領域の確保と感染対策を徹底したNICU・GCUユニット
埼玉県立小児医療センター /久米設計
・安全に看守る集中治療ユニット
千葉西総合病院 /伊藤喜三郎建築研究所
・先端医療と映像システムを融合させた「カテスタジオ」
千葉西総合病院 /伊藤喜三郎建築研究所
・卓越した感染予防性能を有する4床室
順天堂大学医学部附属順天堂医院B棟 /日本設計(プロジェクト・アーキテクト、基本設計、工事監理)、清水建設一級建築士事務所(実施設計)
■連載
・ポルトガル建測考 ―実測ノートから考察する表現としてのディテール
#1 大航海時代への窓 ポルトガルパヴィリオンEXPO’98 /アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ ―田中伸明
■今日のディテール
・格子構成で印象深いファサード
東急四谷ビル/三菱地所設計
・環境性能をあわせもつ端正なPCaファサード
香川銀行本店/三菱地所設計
・文化財と共存する見学用鉄骨ブリッジ
熊本城特別見学通路/日本設計/ 塚川譲+堀駿
・「見せる/見せない」を整理したディテール
mother’s +(マザーズプラス)/竹中工務店
・面材と線材による小屋組架構の対比的表現
ミヨシ産業広島営業所/ハフニアム アーキテクツ 福山弘
・東京都心の多目的ホール
Otemachi One/大手町三井ホール/日建設計 / 鈴木健悦+森隆+司馬義英(基本設計・実施設計)、KAJIMA DESIGN(実施設計)
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