ディテール 2021年7月号
229号(2021年夏季号)
木を活かす防耐火のデザイン
定価2,357円(本体2,143円+税)
2021年06月
■特集
木を活かす 防耐火のデザイン
編集協力:河野泰治(河野泰治アトリエ)、鍋野友哉(鍋野友哉アトリエ)、福山弘(ハフニアム アーキテクツ)
いま、技術的にも法規制上も熟しつつある木造を防耐火の点から見据え、用途、地域による規制、高層、大規模などの与条件を満たしつつ、細部まで豊かな表情をもつ木造建築を特集する。
[前説]
・Part 1 木造の防耐火制限と現状
・Part 2 木造の防耐火性能と構造
・Part 3 別棟通達による木造事例
[事例8作品]
・高い透明感の集成材ダブルスキン・カーテンウォール
タクマビル新館(研修センター)/竹中工務店
・国内最大規模の新たな木の学び舎
流山市立おおぐろの森小学校/日本設計
・地杉を魅せる防耐火のデザイン+過酷な自然環境に対応するディテール
屋久島町庁舎/アルセッド建築研究所
・準防火地域の内外連続する軒裏仕上げ
宝珠院/小川真樹建築綜合計画
・都市公園内の分棟木箱
Park Community KIBACO/鍋野友哉アトリエ
・五つの木のフレームが生む地域とつながるシェアリビング
のぼりとのあぱーと/河野泰治アトリエ+元岡展久(お茶の水女子大学)
・樹との暮らしを実現する外壁耐火
代々木の家/YYarchitects/吉川真理子+庵原義隆
・十字CLT壁柱を用いた準防木3住宅
木育の家/鍋野友哉アトリエ
■追悼記事
・内田祥哉先生の逝去を悼む
■小特集
・「開放系」の境
ミュージアムタワー京橋/アーティゾン美術館のディテール
日建設計/中本太郎+矢野雅規+小林哲也+李宇宙
■連載
・ポルトガル建測考―実測ノートから考察する表現としてのディテール
#4 古今の妙 ストゥーバル教育大学/アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ ―田中伸明
・ディテールにみる戦後建築の伝統表現
第9回 日本の建具の可能性—「建具」をめぐる近代の伝統解釈とその瓦解 ―青柳憲昌
■今日のディテール
・ガラスのスカーフを纏った複合ビル
ヤマト港南ビル/日建設計/河野信+渡辺由紀+金子裕介+山中浩太郎
・透明度をさらに高めたMPGアウタースキンのダブルスキンCW」
BOATRACE六本木/石本・清水設計共同企業体/藤本良寛+苗村武志
・今日的な手法の紡ぎ織るスクリーン
トヨタ紡織グローバル本社/竹中工務店
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