彰国社

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教養としての都市論

感性を刺激する33冊

三浦展 著

四六・256頁

定価2,090円(本体1,900円+税)

ISBN:978-4-395-32170-4

2021年08月

街を歩き、楽しみ、「これから」を鋭く問い続ける三浦展(社会デザイン研究者)が、生きた街の魅力を感じさせる33冊をノンジャンルで紹介。
これらの都市論から何を感じ、どんな眼差しを都市に向けてきたのか、その軌跡をたどりながら、あなたも生きた街を味わってみませんか? 
33冊に似合うオススメBGM付き。新感覚の都市論入門!

[目次] 
01 都市と郊外のもう一つの関係
 朝日新聞社 編『アッジェのパリ』
02 貧乏の官能性
 松原岩五郎『最暗黒の東京』
03 人間の道も曲がっている
 ル・コルビュジエ『ユルバニスム』
04 これは社会学・社会政策学である
 今 和次郎・吉田謙吉『モデルノロヂオ 考現学』
05 初老の男が疲れたとき
 永井荷風『濹東奇譚』
06 街は夜つくられる
 中島直人ほか『都市計画家 石川栄耀』、高崎哲郎『評伝 石川栄耀』
07 世界が憧れた花の都
 田沼武能・金子隆一 監修、木村伊兵衛 著『木村伊兵衛のパリ』
08 未来都市を矛盾なく描けた時代
 加藤秀俊・真鍋 博・朝日新聞社 編『2001年の日本』、真鍋 博『絵で見る20年後の日本』
09 街を変えるカリスマが書いたバイブル
 浜野安宏『人があつまる―浜野安宏ファッション都市論』
10 細部からの現代都市批判
 望月照彦『マチノロジー―街の文化学』
11 都市を語る言葉の大切さ
 クリストファー・アレグザンダー『パタン・ランゲージ―環境設計の手引』
12 みんなが街を歩いた時代
 『あのころangle 街と地図の大特集1979』、小林泰彦『イラスト・ルポ 若者の街』
13 すっとした街
 槇 文彦ほか『見えがくれする都市』
14 江戸は田園都市だった
 川添 登『東京の原風景―都市と田園との交流』
15 消費郊外のまがまがしさ
 藤原新也『東京漂流』
16 人間の本能がつくる巣
 松澤光雄『繁華街を歩く 東京編』
17 多様な個人の有機的結合としての公共
 陳内秀信『ヴェネツィア―都市のコンテクストを読む』
18 ニューヨークにもあった考現学
 ウイリアム・H・ホワイト『都市という劇場―アメリカン・シティ・ライフの再発見』
19 都市における女子的なもの
 藤森照信 文・増田彰久 写真『看板建築』
20 輝かない都市
 西井一夫 文・平嶋彰彦 写真『昭和二十年東京地図』
21 庶民のためのユートピア
 佐藤 滋『集合住宅団地の変遷―東京の公共住宅とまちつくり』
22 集合的無意識の結晶体
 宮本隆司『九龍城砦』
23 部屋の中の本当の東京
 都築響一『TOKYO STYLE』
24 原始の力を喚び醒ます死なない都市
 毎日新聞社 編『養老天命反転地―荒川修作+マドリン・ギンズ:建築的実験』
25 砂漠と天から聖者の光が射す
 原 広司『集落の教え 100』
26 所有せずに都市を住みこなす
 ひつじ不動産 監修『東京シェア生活』
27 文化は余所者がつくる
 稲葉佳子+青池憲司『台湾人の歌舞伎町―新宿、もうひとつの戦後史』
28 大通り、ストリート、そして路地が広場になる
 上田 篤・田端 修 編『路地研究―もうひとつの都市の広場』
29 都市へのねじれた愛
 逢坂まさよし+DEEP 案内編集部『「東京DEEP 案内」が選ぶ首都圏住みたくない街』
30 住みたいという感覚の実証
 島原万丈 製作『Sensuous City[官能都市]―身体で経験する都市:センシュアス・シティ・ランキング』

この本のBGM30

*『教養としての都市論-感性を刺激する33冊』刊行記念トークショー*
登壇者:三浦展(社会デザイン研究者)×笠置秀紀(建築家)
開催日:2021年8月6日(金)
パルコが運営するコワーキングスペース「SkiiMa KICHIJOJI」にて開催された模様をYouTubeのサイトにて公開中です。
ぜひご覧ください。

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