ディテール 2021年10月号
230号(2021年秋季号)
入口への構え
定価2,357円(本体2,143円+税)
2021年09月
■特集
入口への構え
編集協力:神戸嘉也(大林組)
アプローチ、風除室、エントランスホール ……、建物内部に至るまでの入口まわりの基本に立ち戻り、その手法とディテールを事例とともに紹介する。
[前説]
・ダイアグラムで読み解く アプローチとエントランスの構成手法
[作品]
・人の流れを引き込み,活きた賑わいを生む七宝階段
大正大学8号館/大林組/堤裕二+佃和憲
・抑制と開放を両立させる高さの変化
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館/谷口吉生/谷口建築設計研究所
・豊かな奥性,重層性を構築するアプローチ
HOTEL THE MITSUI KYOTO/清水建設
・視線を展開しながら導く静寂へのアプローチ
京都東山計画(山荘 京大和・パークハイアット京都)/竹中工務店
・それぞれの街並みを緩やかにつなげる多様なたたずまい
新風館/NTTファシリティーズ,隈研吾建築都市設計事務所(デザイン監修)
・現代の参道――ケ・ハレの転換
奈良県コンベンションセンター/大林組
・奥へ引き込む庭屋一如の空間展開
国立京都国際会館ニューホール/日建設計
・庇のないエントランスの雨水デザイン
明治アドエージェンシー本社ビル/日建設計/羽鳥達也+花岡竜樹
■連載
・ポルトガル建測考―実測ノートから考察する表現としてのディテール
#5 碧に出た小塊 アーツ・センター|カーザ・ダシ・ムダシュ/パウロ・ダヴィッド ―田中伸明
・ディテールにみる戦後建築の伝統表現
第10回 丹下健三ー建築の「レガシー」とは何か ―青柳憲昌
■今日のディテール
・光の揺らぎだけが浮かび上がる傑出したファサード」
LOUIS VUITTON GINZA NAMIKI/AS(建築本体,外装)/PETER MARINO ARCHITECT/エイチアンドエイ(店舗内装)/LOUIS VUITTON MALLETIER
・巨大なコンクリート塊に立て掛かかる三角格子」
ROOFLAG 賃貸住宅未来展示場/原田真宏+原田麻魚/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
・4辺SSG構法ガラスCWと自動制御の自然換気窓」
LIXIL WINGビル HOSHI/三菱地所設計/小西隆文+住谷覚+李一純
・四面すべての光環境に対応した錦織のようなファサード」
KANDA SQUARE/日建設計/森 隆
・造船技術を結集した長さ18mの伸びやかな鋼板外装と13m角の大型庇」
尾道市本庁/日建設計/石井太志+金子公亮+藤田俊洋
・テレビ局の特性を活かした外装の組合せ」
読売テレビ新社屋/竹中工務店
-
■紙版を購入
-
■デジタル版を購入