彰国社

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ディテール 2022年1月号

231号(2022年冬季号)
現代手摺考

定価2,357円(本体2,143円+税)

2021年12月

■特集
現代手摺考
手摺は階段、吹抜け、通路、バルコニー、そしてトイレや浴室など内外問わず現れる部位である。建築の質や空間そのものに大きく影響する手摺を、多様な事例とともに紹介する。

[事例19作品]
・巨大吹抜けのくの字形PCa手摺
 ACADEMIC-ARK 追手門学院大学/三菱地所設計
・浮遊して見える階段手摺
 ACADEMIC-ARK 追手門学院大学/三菱地所設計
・木の段板に嵌合した手摺子
 有明体操競技場/日建設計(基本設計・実施設計監修)、清水建設(実施設計)
・面的な棒の集合体としての手摺
 早稲田大学高等学院 73-3号館(体育館棟)/日建設計
・スチールと檜のハイブリッド手摺
 高知城歴史博物館/日本設計・若竹まちづくり研究所共同企業体
・風景と連続する屋上テラスのカウンター付きガラス手摺
 長野県立美術館/宮崎浩+プランツアソシエイツ
・庭の背景となるスロープの手摺
 MUNI KYOTO/安田アトリエ
・庭と一体となる透明なテラス手摺
 MUNI KYOTO/安田アトリエ
・立体的につながる階段とスロープの手摺
 ニフコ名古屋技術開発棟/竹中工務店
・変形し行為を誘発する木手摺
 KONICA MINOLTA Innovation Garden OSAKA Center/竹中工務店
・空調レタンを内包した呼吸する手摺壁
 キッコーマン中央研究所/日建設計(基本設計・デザイン監修)、鹿島建設(実施設計)
・コミュニケーションを誘発するクッション手摺
 大成札幌ビル/大成建設一級建築士事務所
・手摺でつくる帆の稜線
 ザ ロイヤルパークキャンバス 神戸三宮/大林組
・フレームレスのワイヤーメッシュ手摺
 深江竹友寮/竹中工務店
・歴史的な風景に溶け去る橋梁と手摺子
 出島表門橋/ネイ&パートナーズジャパン
・土木的スケールに調和する大階段とスロープのランドフォーム・アーキテクチャー
 五ケ山クロス ベース/yHa architects
・性格の異なる2種類の鋼製手摺
 IN BETWEEN/矢板建築設計研究所
・ステンレス下地で構成された薄くて軽快な手摺
 IN BETWEEN/矢板建築設計研究所
・家具に近づく3枚合わせの手摺壁
 小諸の家/森田悠紀+古谷野裕一

■小特集
・つながる美術館
 長野県立美術館のディテール/宮崎浩+プランツアソシエイツ

■連載
・ポルトガル建測考― 実測ノートから考察する表現としてのディテール
 #6 連関を広げる箱 セハァルヴシュ財団現代美術館 | アルヴァロ・シザ・ヴィエイラ ―田中伸明

■今日のディテール
・縄文の方鼎を包む弥生の衣
 紀尾井清堂/内藤廣建築設計事務所
・鉄骨アウトフレームとRCスラブの合成架構キャンパス
 松山大学 御幸キャンパス クラブアクティビティエリア(100周年記念施設)/日建設計/多喜茂+甲斐圭介
・自由でシンプルなデザインを可能にしたテナントビル
 ESCALIER 麹町/櫻井建人/櫻井潔建築設計事務所・ETHNOS
・進化させた大判薄型外壁タイル
 沖縄科学技術大学院大学 第4研究棟/日建設計・コーンバーグ アソシエイツ・国建共同体/大澤智・久下武彦・郡司圭
・都市型集合住宅における究極のミニマムバルコニー
 宮益坂ビルディング/日建ハウジングシステム/鈴木啓之

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