
建築家の基点
「1本の線」から「映画」まで、13人に聞く建築のはじまり
坂牛卓 編著
四六・304頁
定価2,750円(本体2,500円+税)
ISBN:978-4-395-32178-0
2022年05月
建築家の作品は、創造の「基点」が人生の初期に現れ、現在まで継続的に展開している。
本書は、建築家・坂牛卓氏による、建築家13人のインタビュー集。巨匠から躍進する建築家まで、作品のテーマ、アプローチを聞き出す。「物」「間」「関係」「世界」という視点から読み解かれ、全体を通してみると、日本の現代建築への理解が深まるだろう。
[目次]
はじめに
序 建築家には基点がある
第1章 物 Object / Materiality
安田幸一 研ぎ澄まされた線
長谷川豪 身体の外側に出る
宇野友明 自分でつくる物
門脇耕三 自律するエレメント
「物」の見方の変遷
第2章 間 Space between Objects
伊東豊雄 体内感覚
長谷川逸子 ガランドウ
「間」の発見
第3章 関係性 Relation
坂本一成 矛盾
青木淳 非目的性
構成の論理としての「関係性」
第4章 世界 Externality
山本理顕 社会性
古澤大輔 転用
田根剛 未来の記憶
豊田啓介 複雑性
中山英之 映画性
建築に外在する論理としての「世界」
あとがき
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