彰国社

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ディテール 2022年10月号

234号(2022年秋季号)
中間領域のディテール

定価2,357円(本体2,143円+税)

2022年09月

■特集
中間領域のディテール
内外の遷移だけにとどまらない、現代建築の中間領域がもつ多義性とはどのようなものか。用途や規模もさまざまな中間領域の試みとともに、それを実現するためのディテールを紹介する。

[作品]
・大屋根に覆われた立体街路
 名古屋造形大学/山本理顕設計工場
・新たなキャンパスの地形をつくる開放的な大階段広場
 立正大学品川キャンパス 150周年記念館(13号館+6号館)/飯田善彦建築工房
・大学と地域を柔らかくつなぐキャンパスの新しいファサード
 日本女子大学 杏彩館/妹島和世建築設計事務所、妹島和世建築設計事務所・清水建設 設計共同企業体(実施・監理のみ)
・大庇下に展開する広場と一体となった高層ビル低層部
 TOKYO TORCH 常盤橋タワー/三菱地所設計/高野大樹+矢野晃一郎+中村教祐
・ラウンジと緑化広場を心地よくつなぐ合掌折板の大庇と膜屋根のあずまや
 OMO7大阪 by 星野リゾート/日本設計(設計・監理)、東環境・建築研究所(内装デザイン)、岩田尚樹建築研究所(湯屋デザイン), オンサイト計画設計事務所(ランドスケープデザイン)
・外的要素をコントロールする支持材レスの環境外装
 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)協創棟/日本設計/近宮健一+栗原卓也+楯列哲也+初芝将人
・ケヤキ並木を取り込む大屋根
 三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center 本棟/竹中工務店
・現代と伝統の技術が織り成す「生きた道としての建築」
 八代市民俗伝統芸能伝承館(お祭りでんでん館)/平田晃久建築設計事務所
・新素材の大屋根でつくる内外あいまいなテラス
 大成建設技術センター オープンミーティングスペース/大成建設一級建築士事務所
・領域が変化する森のような居場所
 こどもえんつくし ダイニングホール棟 foresta カランころ/前田圭介/UID
・縁側とバルコニーでつくるダブルコリドー
 JOSAI I−HOUSE 東金グローバル・ヴィレッジ/大林組+studio SUMO
・がらんどうと縁側
 三秋ホール/手嶋保建築事務所
・大地に浮かぶ石の“群れ”
 サーペンタイン・パヴィリオン 2019/石上純也建築設計事務所

■今日のディテール
・宙に浮かぶモノリシックなヴォリューム − 面表現のディテール
 大阪中之島美術館 | 遠藤克彦建築研究所・大阪市
・布を連想させるふくらみをもった多層の木格子天井
 ZOZO 本社屋 | 竹中工務店
・キャストガラスで木漏れ日を呼び込むルーバーファサード
 金沢実践倫理会館 | 竹中工務店
・PCaに窓を同化させた寒冷地のデザイン
 NHK札幌放送会館 | 日建設計/杉山俊一 + 森雅博 + 甘粕敦彦
・鋼と木のハイブリッドビームによる3次曲面の架構とガラスリブカーテンウォール
 市原ゴルフクラブ市原コースクラブハウス | 大林組
・高層ホテル建設へのさまざまな木質化の試み
 ザ ロイヤルパークキャンバス 札幌大通公園 | 三菱地所設計/緒方祐磨 + 諸伏勲 + 山田風人
・外周に巡らせたアウトフレームにシアパネル梁を組み込んだ耐震 + 制振システムの構造
 大阪大学箕面キャンパス 外国学研究講義棟 | 日建設計

■連載
・ポルトガル建測考 ― 実測ノートから考察する表現としてのディテール
 #9 繋ぎの姿 サァオ・ペドロの入り江に架かる人道橋 | ジョアオ・ルイシュ・カヒィーリョ・ダ・グラッサ ―田中伸明

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