
「いい建築」をつくる構造設計のエッセンス
深澤義和 著
四六・276頁
定価2,640円(本体2,400円+税)
ISBN:978-4-395-01004-2
2007年12月
「いい建築」といってもさまざまな考えがあるが、構造的によいことが「いい建築」の条件である、ということには誰も異論がない。本書では「いい構造」はどんな構造なのかについて基本から応用まで解説する。
[主な目次」
はじめに
第1章 鋼材とコンクリートを上手に利用する
1 鋼材の力学的性質/2 鋼材の選び方/3 コンクリートの力学的性質/4 コンクリートの収縮ひび割れ対策/5 コンクリートの選び方/6 鉄筋の選び方
第2章 梁の力学をマスターする
1 曲げ剛性と曲げモーメント/2 片もち梁の力学/3 片もち梁の力学の応用/4 単純梁の力学/5 単純梁の力学の応用/6 両端固定梁の力学/7 単純梁と両端固定梁の比較/8 一端固定・他端支持梁の力学/9 格子梁の力学/10 連続梁の力学/11 梁の力学を骨組みに応用する
第3章 骨組みの構造解析を理解する
1 骨組みの構造解析の原理/2 弾塑性解析の方法/3 塑性化の意味/4 構造解析の入力/5 カの伝わり方を追う/6 要素の荷重変形関係/7 支点の条件/8 接点の応力と変形/9 骨組みの構造解析結果の確認
第4章 振動解析も理解しよう
1 振動解析の原理/2 固有値解析/3 時刻歴応答解析/4 振動解析の利用
第5章 地盤・基礎・杭の力学をマスターする
1 地盤の力学的性質/2 地中応力と沈下量/3 杭の力学/4 基礎の応力/5 地盤調査の方法
第6章 構造設計の目的を意識する
1 構造設計とはどういうものか/2 構造設計の目的/3 目的を果たすための課題/4 目的を実現するための方針/5 目標性能の設定/6 設計用荷重の決め方/7 限界値の設定
第7章 最適化する
1 発想の仕方/2 仮定の仕方/3 最適化のテクニック
第8章 地震に立ち向かう
1 耐震設計の課題/2 地震に立ち向かう工夫/3 基本計画のポイント/4 デイテールを確実に/5 非構造部材の地震対策/6 耐震診断の考え方/4 耐震補強の方法
第9章 建物を上手に支持する
1 地盤に伝える荷重/2 地盤の強度/3 沖積層での支持/4 杭を打つかどうかの判断/5 杭の選び方
第10章 強い柱・梁・床をつくる工夫
1 強い柱をつくる工夫/2 梁を強くするヒント/3 床振動を抑える方法/4 床を薄くする工夫
第11章 構造設計実務を理解する
1 構造設計図の構成/2 構造設計図の確認/3 構造計算書の構成/4 構造計算書の確認/5 監理の仕方/6 検査の仕方
おわりに
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