彰国社

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住宅は、批評する

住宅は、批評する

現代建築家20人の言葉

モハマド・エイマール+大塚 優+小倉宏志郎 編著

四六・360頁

定価3,685円(本体3,350円+税)

ISBN:978-4-395-32210-7

2024年08月

1960年代以降、篠原一男、伊東豊雄、坂本一成といった気鋭の建築家が住宅の批評性を論じ、問題作が提示されるなど、世界的にも特殊な展開を遂げてきた。
しかし90年代末、住宅の批評性の意義が問われて以降、この問題が語られなくなり久しい。
本書では多様な世代の建築家へのインタビューを通じて、これからの建築の役割を描き出す。
 
[主な目次]
プロローグ クリティカル・ハウスとその社会批評  モハマド・エイマール
 
Ⅰ 住宅建築の批評性は、いかに語られてきたか
Introduction
 2000年前後の批評性をめぐる言説群
Essay
 脱近代的身体像―批評性のない住宅は可能か(1998年9月) 伊東豊雄
 「批評性」とは何だったのか(1998年11月) 隈 研吾
 設計思想の一貫性を支える条件(1999年4月) 奥山信一
Research
 戦後日本における住宅建築の批評性 モハマド・エイマール/大塚 優/小倉宏志郎
Timeline
 戦後住宅における批評のターゲットとその潮流
 
Ⅱ 現代建築家は批評性を、いかに語るか
Interview
 伊東豊雄 ネガティブな批評からポジティブな実践へ
 坂本一成 クリティカル・フォルマリズム
 隈 研吾 商品としての建築を超えて
 塚本由晴 空間から暮らしのエコロジーへ。レトリック批評軸の転換
 中山英之 建築における垂直と水平の関係
 石田建太朗 技術との対話による建築
 原田真宏 「特別」な「普通」へ
 今村水紀 可能性としての批評性
 藤原徹平 ローカリティとヒューマニズム
 保坂 猛 内外関係の批評的探求
 藤村龍至 対話で社会をデザインする建築
 柄沢祐輔 「プロトタイプ」は批評として機能する
 西田 司 ローカルなコンテクストを統合する「家」
 山﨑健太郎 生き生きとした空間のための形式性
 髙橋一平 「私的」な社会性への批評
 長谷川 豪 建築のための建築
 能作文徳 暮らしと生態系の媒介者としての建築
 常山未央 建築を通じて生活をレストアする
 山道拓人 ソーシャル・テクトニクスによる都市の実践的批評
 
Essay
 ポジティブな批評性の方途 奥山信一
 
エピローグ 住宅は未だ批評するか モハマド・エイマール/大塚 優/小倉宏志郎

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