ランドスケープとつながる建築作法
L+A研究会 編 三谷徹・鈴木弘樹・大野暁彦 著
A5・168頁
定価2,860円(本体2,600円+税)
ISBN:978-4-395-32233-6
2026年05月
建築は、周辺の環境とともにランドスケープの一部として構成されている。
そのありようが一体となった国内外の建築を収録し、美しさと機能性の両方を実現するための設計作法を紹介する。
建築を8つの作法に分類し、建築の空間構成が地形や植栽、風向きや気象との間につくられた関係であることを、写真や地形の起伏もわかる図面で構成した。
[主な目次]
はじめに L+Aということ
L+A 風景につながる8つの作法
Ⅰ ─点睛を打つ─
1 海風を体現する勾配屋根の群像 シーランチ・コンドミニアム
チャールズ・ムーア+ローレンス・ハルプリン
2 彫刻的造形が祝福する丘の頂部 ロンシャンの礼拝堂
ル・コルビュジエ
3 大地の水準器が顕わす農耕風景のスケール ドミナス・ワイナリー
ヘルツォーク&ド・ムーロン
4 寡黙な矩形が仕立てる山裾の風景 土門拳写真美術館
谷口吉生
Ⅱ ─環境に潜む─
1 河畔林が守るガラスの箱の生活 ファンズワース邸
ミース・ファン・デル・ローエ
2 木立に囲まれた全方位水平連続窓 サヴォア邸
ル・コルビュジエ
3 幾何学で繫がる庭と居間 ミラー邸
エーロ・サーリネン + ダン・カイリー
|3 つの逆引き作法を示すアイコン① 建築は大地と対話する
Ⅲ ─地勢を摑む─
1 中庭広場に呼び込まれる微地形 アアルトのスタジオ
アルヴァ・アアルト
2 都市を見晴らすモダンリビングの舞台 ケース・スタディ・ハウス No.22
ピエール・コーニッグ
3 氷河小丘に抱かれる静謐なアプローチ 森の墓地
グンナール・アスプルンド+シーグルド・レヴェレンツ
4 近代空間に映し出された渓流の侵食地形 落水荘
フランク・ロイド・ライト
5 木立に瞳を開くプリミティブな箱 千ヶ滝の山荘
香山壽夫
Ⅳ ─地に伏す─
1 岩盤にくり抜かれた礼拝の場 テンペリアウキオ教会
ティモ & トゥオモ・スオマライネン
2 丘の麓に潜む礼拝の小空間 コロニア・グエル地下聖堂
アントニ・ガウディ
3 アースキャスティングが生む大地を這う空間 コサンティ・オリジナル
パオロ・ソレリ
4 アースワークに組み込まれた火葬場 風の丘葬斎場
槇文彦+三谷徹
|3 つの逆引き作法を示すアイコン② 自己と自然の関係性を導く「開口景」
Ⅴ ─軸で繫がる─
1 大陸と海洋の距離を繫ぐ軸 ソーク研究所
ルイス・カーン
2 里山に刻まれた線空間 植村直己冒険館
栗生明+宮城俊作
3 平和を象徴する大地の水平距離 広島平和記念資料館
丹下健三
4 古典シンメトリーと正対する自由空間 バルセロナ・パビリオン
ミース・ファン・デル・ローエ
Ⅵ ─回遊を生む─
1 河口洲の縁を回遊する展示空間 ルイジアナ美術館
ヨルゲン・ボー+ヴィルヘルム・ヴォーラート
2 街区動線を骨格とする美術館 シュトゥットガルト州立美術館
ジェームズ・スターリング
3 群造形が生み出すパブリックのひだ 代官山ヒルサイドテラス
槇文彦
4 立体回遊を都市風景とするアトリウム 東京国際フォーラム
ラファエル・ヴィニオリ
5 まちと公園を繫ぐ地形的回遊空間 アプタイベルク美術館
ハンス・ホライン
|3 つの逆引き作法を示すアイコン③ 建築空間との出会い方
Ⅶ ─環境を宿す─
1 自然林を再現し囲い込む フランス国立図書館
ドミニク・ペロー
2 微地形を宿すオフィス空間 フォード財団ビル
ケヴィン・ローチ
3 大屋根が抱く植物学の庭 牧野富太郎記念館
内藤廣
4 緑の水平面が納められた霊廟の箱 ブリオン家の墓
カルロ・スカルパ
5 馬のスケールがつくり出す庭と空 サン・クリストバルの厩舎
ルイス・バラガン
6 天空を映し込む祈りのための水盤 水の教会
安藤忠雄
Ⅷ ─緑を纏う─
1 公園に仕立てられた博物館 オークランド美術館
ケヴィン・ローチ+ダン・カイリー
2 都市に現れた里山の緑 アクロス福岡
日本設計+竹中工務店+エミリオ・アンバース+田瀬理夫
おわりに
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