彰国社

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花数寄

花数寄

伝統的建築美の再考

黒川紀章 著

A5・208頁

定価3,300円(本体3,000円+税)

品切れ

ISBN:4-395-00327-3

1991年07月

日本の伝統的美学の主流は、「わび・さび」にあると考えられてきた。しかし、もう一度見直してみると、その「わび・さび」の美学そのものの中にさえ「花」とも呼べる概念が同時に潜んでいたことに気づかされる。
著者はこの、「わび・さび」一辺倒の伝統美学解釈を補完する概念に「花数寄」という新たな言葉を与え、その両義性・多義性を生み出す美学の現代的意味を考究し、かつ現代建築デザインへのアプライについて検証する。また本書には、明治期の名数寄屋建築と著者自身の作品が、美しい写真と図版に解説を加えて収録されている。

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