
現代建築水滸伝
建築少年たちの夢
布野修司 著
四六・368頁
定価2,750円(本体2,500円+税)
ISBN:978-4-395-01027-1
2011年06月
全共闘運動やオイルショックといった1960年代末から70年代の激動の時代に、建築少年たちの「梁山泊」がいくつもできた。その中から世界に名をとどろかせる建築家が育っていった。本書は、そうした建築家たちと出会い、その活動を見続けてきた著者による、いわば「現代建築水滸伝」である。
[目次]
序章 近代建築批判の行方 メタボリズム以後
第一章 永遠の建築少年―安藤忠雄
第二章 建築の始原へ―藤森照信
第三章 かたちの永久革命―伊東豊雄
第四章 家族と地域のかたち―山本理顕
第五章 セルフビルドの世界―石山修武
第六章 建築の遺伝子―渡辺豊和
第七章 地球に根ざして―象設計集団
第八章 集落から宇宙へ―原広司
第九章 「世界建築」の羅針盤―磯崎新
終章 建築の根源 建築少年たちへ
JDNの「今週のデザイン書籍」で紹介されました!
『建築技術』2011年8月号で書評されました!評者は内田祥士先生です。
『東京新聞』2011年7月17日号(新聞記事PDFはこちら)で書評されました!評者は五十嵐太郎先生です。
-
■紙の本を購入
関連書籍

建築が混迷しているなかで、長年にわたって建築評論活動を続けてきた著者の集大成ともいうべき全3巻の建築論集。「建築」そして「建築家」とは何かを根元的視点からとらえなおすユニークな書。 [目次] Ⅰ章...続きを読む

都市の実態とそこに住む人間の生活の在り方などを、地域、国、そして近代・現代の歴史などの関連でとらえ、都市と都市計画の本質に迫る。 [目次] Ⅰ章 ポストモダン都市 Ⅱ章 都市計画という幻想 Ⅲ...続きを読む

建築の本質、都市のあり方を問い続けてきた著者の評論活動の集大成。 本巻では、建築運動、建築の様式、昭和の建築をリードしてきた巨匠、学の系譜などを取り上げ、鋭い筆致で昭和建築を総括する。 [目次...続きを読む

1995年は戦後50年に当たった。この機会に戦後50年の日本の住宅の現在を重層的・多角的に切り取って、日本の住まいが獲得したものは何か、また失ったものは何かを検証し、これからの日本の住まいはどうなるか...続きを読む