
修学院離宮物語
宮元健次 著
B6上製・168頁
定価2,200円(本体2,000円+税)
ISBN:4-395-00422-9
1994年11月
修学院離宮は江戸時代初期、後水尾上皇の別荘として上皇自身の設計で造られ、ほぼ同時代に造られた桂離宮と共に日本を代表する庭園建築として高く評価されている。時代に翻弄された二人の皇族の人生が桂離宮の造形に強く影響したように、修学院離宮の造形も上皇の幕府施策に対する忍従に明け暮れる人生の建築化であった。後に法皇になった権力者の苦汁の人生をつぶさに知ることにより修学院離宮庭園を見る感動はふくらむだろう。
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