
復刻版 日本建築宣言文集
藤井正一郎・山口廣 編著
B6・406頁
定価3,080円(本体2,800円+税)
ISBN:978-4-395-01237-4
2011年09月
原著は、明治、大正、昭和(「五期会宣言」まで)の代表的な建築の宣言や論文を、ふたりの建築史家が取捨選択して編んだもの。各時代の重要な論文が集められており、復刻を望む建築関係者の声が高かった1冊。
[目次]
明治
アーキテクチュールの本義――伊東忠太
議院建築の方法に就て――辰野金吾ほか
台湾総督府庁舎設計競技結果に対する「上申書」――長野宇平治
建築進化の原則より見たる我邦建築の前途――伊東忠太
我国将来の建築様式を如何にすべきや――関野貞ほか
建築家の覚悟――佐野利器
大正
建築士会創立主旨
鉄筋コンクリートに於ける建築様式の動機――後藤慶二
建築非芸術論――野田俊彦
「虚偽建築」論争――中村達太郎・山崎静太郎・後藤慶二
創造の根源――坂東義三
議員建築のコンペ批判――野田俊彦・中村鎮
分離派建築会宣言
分離派建築会批判――岡田信一郎・野田俊彦・高橋寿男
芸術と建築との感想――堀口捨己
マヴォ宣言
創宇社宣言
昭和――敗戦前
日本インターナショナル建築会宣言
合理主義反省の要望――岡村(山口)蚊象
訳書「建築史及其職責」序文――長野宇平治
唯物史観建築史創設の必要と建築の本質について――原沢東吾
ル・コルビュジエ検討――谷口吉郎
新興建築家聯盟宣言
東京帝室博物館建築設計懸賞に対する応募拒否声明――日本インターナショナル建築会
負ければ敗軍――前川国男
日本青年建築家聯盟(JAF)主張
建築と建築生産―建築の正しき把握のために――DEZAM
新建築様式の積極的建設――前川國男
青年建築家クラブよみかけ
日本に於ける折衷主義建築の功禍――村野藤吾
「日本的なもの」とは何か――瀧澤真弓
日本工作文化聯盟趣意書・綱領
日本折衷主義と我国の建築運動――西山夘三
MICHELANGELO頌――丹下健三
覚え書―建築の伝統と創造について――前川國男
日本国民建築様式の問題―建築学の立場から――浜口隆一
戦後概観――五期会まで
敗戦直後における民主建築運動
新日本建築集団(NAU)
「ヒューマニズムの建築」論争
日本新建築の課題
住宅計画における民族的伝統と国民的課題
ハンガリーの建築論争をめぐって
国会図書館事件
建研連の結成と活動
現代建築の創造と日本建築の伝統
縄文的なるもの
五期会宣言
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