
測って描く旅
浦 一也 著
A5・142頁
定価2,310円(本体2,100円+税)
ISBN:978-4-395-02103-1
2012年10月
測り、スケッチを重ねると、目と手と頭がバランスよく動くようになる。測ることとつくることの間に振幅が生まれ、やがて手から「かたち」が姿を現し、エスキスを重ねて次第に構想をまとめていくようになる。いつの間にか手が考えはじめたのだ。その過程こそがデザインの醍醐味ともいえる。(本書「旅のはじめに」より)
[目次]
旅のはじめに
1 測る
測りまくる
計測機器と測り方
メジャーの使い方
マイメジャーと身度尺
ふるまいと寸法
法定寸法と最小寸法
名作の椅子を測る
こだわりの寸法
差尺と視線高さ
すまいを測る
街に出て測る
建築のディテールを測る
2 手で描く
見て描く
風景などを描く
花や静物を描く
スケッチとエスキス
人のかたちを描く
ハードラインをやめる
3 測って描くゲストルーム
それはニューヨークではじまった
私のゲストルームの測り方、描き方
測って描いたゲストルーム
コラム1 安心ホテル
コラム2 バスとシャワーに見る多様性
コラム3 ゲストルームの主役、ベッドとパーラー
コラム4 旅とホスピタルと独房
4 ヒューマンスケールの世界
ヒューマンスケールの世界
かくれた次元
時間と距離のヒューマンスケール
アフォーダンスとドア
テーブルのかたちと席次
ユニバーサルデザインと障害
5 日本のヒューマンスケール
日本の空間と畳
木割
内法高
香炉峰の雪
しつらい・蚊帳
ふるまい・明かり
履物と室内
6 ヒューマンスケールの実作 茶の卓
茶の卓
茶室と座具
OXとTHE ISU
コラム5 これからの座具
旅は終わらない
-
■紙の本を購入
-
■デジタル版を購入