彰国社

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建築・都市のユニバーサルデザイン

その考え方と実践手法

田中直人 著

B5・168頁

定価2,860円(本体2,600円+税)

ISBN:978-4-395-02302-8

2012年11月

多様な人を理解することからユニバーサルデザインは始まります。常識の枠にとらわれず、新しい発想や解を創造しましょう。(著者より読者への一言)

[目次]
第1章 生活環境とユニバーサルデザイン
[1]私たちを取り巻く環境の変化
1.生活環境の変化/2.コミュニティとコミュニケーションの変化/3.人口構造の変化/4.ライフスタイルの変化
[2]生活環境に求められる要素
1.生活の動作空間と人間工学/2.生活環境の整備目標/3.生活環境の安全性
[3]バリアフリーデザインからユニバーサルデザインへ
1.人にやさしい建築への取組み/2.バリアフリー思想の背景/3.ユニバーサルデザインの登場/4.日本におけるUDの取組み/5.ユニバーサルデザインへの基本的視座/6.建築のユニバーサルデザイン実現への5つの鍵

第2章 身体属性と機能の環境への配慮
[1]多様な属性と環境
1.多様な利用者の視点を大切に/2.障害者と健常者―身体機能から見た属性/3.子どもから高齢者―年齢から見た属性/4.性別から見た属性―女性と男性/5.一時的不自由者―状況から見た属性
[2]身体機能別の環境対応
1.変化する身体機能/2.下肢不自由者/3.上肢不自由者/4.視覚障害者/5.聴覚障害者/6. 内部障害者
[3]身体機能を高める手法
1.身体機能と環境機能/2.身体機能を高める/3.環境機能を高める

第3章 ユニバーサルデザインのプロセスと手法
[1]ユニバーサルデザインのプロセス
1.プロセスを大切にする/2.建築デザインのプロセス/3.参加のしくみをつくる/4.協働により合意形成を図る/5.情報を共有する/6.デザインを評価する
[2]ユニバーサルデザインの手法
1. 展開手法のタイプ/2. 解決装置を付ける/3. 建築と一体化する/4. 五感を生かす/5. 感覚のゆらぎを生かす/6. 心理を読み込む/7. 歴史の記憶と既存環境を生かす/8. 地域性(ローカリティ)を生かす/9. 自然の要素を生かす
[コラム]だれもが暮らしやすいまちを求めて―ユニバーサルデザイン活動①

第4章 外部空間のユニバーサルデザイン
[1]風土や地域特性のユニバーサルデザイン
1.外部空間の影響と役割/2.自然地形の違い/3.気候条件の違い
[2]歩行空間
1.歩行空間に求められる機能/2.人にやさしい歩道デザイン/3.歩道のアメニティ機能/4.誘導のための路面の工夫/5.歩道と自転車利用/6.歩者融合(歩車共存)の歩道デザイン/7.横断歩道/8.歩道上の設置物
[3]立体移動空間
1.立体移動空間に求められる機能/2.歩道橋/3.地下道/4.スカイウォーク(ペデストリアンデッキ)
[4]オープンスペース
1.建築とオープンスペース/2.広場のデザイン/3.遊び場のデザイン/4.緑地・公園のデザイン

第5章 公共建築のユニバーサルデザイン
[1]公共建築に求められる空間機能/[2]交通利用空間/[3]エントランス/[4]ドア/[5]受付・案内所まわり/[6]待ち合わせ空間/[7]廊下・通路/[8]階段/[9]エレベーター/[10]エスカレーター/[11]ムービングウォーク/[12]トイレ/[13]サイン

第6章 居住空間のユニバーサルデザイン
[1]居住空間に求められる機能/[2]居住空間と空間デザイン/[3]アプローチ/[4]玄関まわり/[5]階段/[6]エレベーター/[7]廊下/[8]トイレ/[9]浴室/[10]食事室(ダイニング)/[11]団らん室(リビング)/[12]寝室(個室)/[13]テラス・バルコニー
[コラム]だれもが暮らしやすいまちを求めて―ユニバーサルデザイン活動 ②
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