彰国社

検索

図説 西洋建築史

陣内秀信・太記祐一・中島智章・星和彦・横手義洋・渡辺真弓・渡邊道治 著

B5・196頁

定価3,080円(本体2,800円+税)

ISBN:4-395-00648-5

2005年04月

西洋建築のダイナミックな変遷を、古代、中世、ルネサンス、バロック、新古典主義・19世紀の5つの章に分け、様式の発展史として紹介。各章には15のテーマを設定し、既存の解説書にはない面白い話も盛り込んである。

[目次]
■ 古 代
「建築」の誕生
1 粘土の王国/2 永遠なる建築を求めて/3 ギリシア神殿の建築美/4 建築の文法としてのオーダー/5 ランドスケープと神域/6 古代民主政の都市生活/7 ゾーニングと景観の都市計画/8 ローマの市民生活の中心―フォルム/9 ローマ都市の娯楽施設/10 ローマ都市の都市住宅/11 地中海都市の基礎としての古代都市/12 ヴィラ建築のはじまり/13 記憶の継承/14 帝都の建築 属州の建築/15 古典建築を造るもの
column 教会堂の種類/各国語の人名

■ 中 世
天上の楽園を求めて
1 「神の家」の建設/2 死と再生の場/3 古代最後の輝き/4 ビサンツの煌めき/5 瞑想から生まれた帝国/6 ロマネスクの石/7 罪深き愚か者/8 異文化混淆の建築/9 ゴシックの光/10 教会堂の空間/11 遍歴する職人/12 都市の空気/13 小宇宙の秩序/14 聖と俗のはざま/15 世俗権力の構築物
column 時をとどめ、時を刻む/様式のイメージ

■ ルネサンス
再生の創造力
1 フィレンツェ花の都/2 再生という名の創造/3 音楽、数、建築の比例/4 ヒューマニズムと教会建築/5 書物の力/6 透視図法と新しい世界観/7 宮廷文化とパトロン/8 建築家像の変遷/9 偉大なるパラッツォ/10 美しき田園のヴィラ/11 ルネサンス都市の理想像/12 ルネサンスの祝祭性/13 マニエリスムの創造力/14 ルネサンス建築の伝播(フランスとスペイン)/15 北方での多様な展開(ドイツ、ベルギー・オランダ、イギリス)
column 戦利品としての建築/鮮やかに彩られていた建築

■ バロック
教権と王権が支えた総合芸術
1 反宗教改革の建築/2 教皇の都市ローマ/3 装いに真実を求めて/4 ドームの幾何学/5 王権の建築/6 王権とパリの勃興/7 野外祝典とフランス式庭園/8 機械の幻惑/9 建築と新旧論争/10 百花繚乱のロココ/11 啓蒙絶対主義と後期バロック/12 市民の建築/13 都市と国家戦略/14 劇場建築の発展/15 図面の力
column 建築と模型/ローマのオベリスク

■ 新古典主義・19世紀
高まる歴史意識と新しい建築の模索
1 新しき古代/2 原初からの再出発/3 幻視の建築家たち/4 風景の中の建築/5 廃墟の美学/6 建築家の旅/7 ギリシアを尋ねて/8 ゴシックの再燃/9 建築の蘇生術/10 「様式」の乱立/11 集うブルジョア/12 快適な都市をめざして/13 ヨーロッパ世界の拡大/14 工学としての建築/15 高さへの挑戦
column 映画と都市/中庭という空間

ヨーロッパの建築史年表

  • 新刊やイベントのお知らせ、現在編集中の企画、最新情報などをお届けしています。