彰国社

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〈山林都市〉

黒谷了太郎の思想とその展開

堀田典裕 著

B5・176頁

定価3,080円(本体2,800円+税)

ISBN:978-4-395-01037-0

2012年12月

黒谷了太郎の論文「山林都市」は、1921年10月7日、「親愛知」紙上に発表された。黒谷が見出した〈山林都市〉は、どのような背景のなかから出現し、その遺伝子はどのように受け継がれ、今日の都市デザインのどこに潜んでいるのだろうか。

[主な目次]

第Ⅰ章 〈山林都市〉前史
  第1節 〈山容〉の美学
  第2節 〈林相〉の美学
 

第Ⅱ章 山林都市/一名林間都市
  第1節 都市計画家 黒谷了太郎
  第2節 「山林都市」の特徴
  第3節 黒谷了太郎による「山林都市」以外の著作について
  第4節 黒谷了太郎による「山林都市」の位置づけ

第Ⅲ章 〈山林都市〉の想像力
  第1節 都市計画愛知地方委員会による整地事業
  第2節 小田原急行鉄(株)による「林間都市計画」
  第3節 B・タウトによる「生駒山嶺小都市計画」
  第4節 小林一三による「森林公園式都会」

第Ⅳ章 〈山林都市〉の構想力
  第1節 住宅地としての〈山林都市〉
  第2節 別荘地としての〈山林都市〉
  

第Ⅴ章 〈山林都市〉のデザイン
  第1節 「斜面」のデザイン
  第2節 「緑地」のデザイン
  第3節 〈山林都市〉の遺伝子

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