彰国社

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住むための建築計画

佐々木誠・篠崎正彦・田中友章・藤岡泰寛 著

B5判・168頁

定価2,860円(本体2,600円+税)

ISBN:978-4-395-02308-0

2013年05月

「住む」「住み続ける」ことをベースに置いた、初学者向けの建築計画の教科書。かつて住まいを舞台に冠婚葬祭は行われたが、住まいの機能が縮小されるなか、そこからはみ出たものが各施設へと切り分けられてきた。本書では、「住む」ことをキーワードに、住宅と施設のはたらきを再融合させつつ、21世紀の少子高齢化時代の建築のあり方を学ぶ。

[目次]
Ⅰ部 「住む」から建築計画へ
1章 「住む」ことからの発想
1 建築計画と住まい/2 気候風土と地域性/3 建築の起源から文化・文明へ/4 住まいの歴史/5 ライフスタイルと社会の変化/6 ライフステージと家族・非家族
2章 建築計画のプロセスと方法
1 計画プロセス/2 建築計画の方法① 条件把握のための調査/3 建築計画の方法② 調査の実際/4 建築計画の方法③ 条件の把握/5 建築計画の方法④ 基本計画
3章 設計の基礎と建築計画
1 年齢とからだの変化/2 視覚と空間の感覚/3 空間の心理/4 自然のかたちとプロモーション/5 人体寸法と寸法体系/6 モデュールと工業生産規格/7 動作と寸法/8 行為場面と単位空間/9 高齢者・障がい者への配慮/10 安心と安全/11 スケールとプランニング

Ⅱ部 住まいの計画
4章 住宅の単位を計画する(戸建て住宅・住戸)
1 動線とゾーニング/2 住まいの機能と室/3 生活行為と空間・時間/4 空間の分節と可変性/5 しつらえ/6 採光・通風・断熱・音/7 屋根と階段/8 開口と水まわり/9 断面と立面/10 外交と植栽/11 住宅の平面① 敷地条件と住宅の構成/12 住宅の平面② 住まい手と住宅の構成/13 住宅の平面③ 集合住宅の住戸の定型/14 住宅の平面④ 重合住宅の住戸のバリエーション
5章 住戸の集合を計画する(集合住宅)
1 集まることの意味/2 集合住宅の系譜/3 公共と民間、そして第三の道/4 接地型低層重合住宅/5 中高層集合住宅/6 大規模と超高層集合住宅/7 デザイナーズマンション/8 顧問のある集合住宅/9 個性とユーザー参加/10 時間軸上の集合住宅
6章 住戸の集合を計画する(住宅地・団地)
1 集落を見る視点/2 都市論と都市計画/3 近代化と田園都市/4 郊外化と宅地開発/5 団地ニュータウン開発/6 さまざまな配置計画/7 景観のコントロール/8 マネジメントと持続性/9 既成市街地のまちづくり
7章 非住宅と住宅の再融合
1 住宅と施設/2 あきなう(商業施設)/3 とまる(宿泊施設)/4 はたらく(職場)/5 まなぶ(学校)/6 いやす(医療施設)/7 おいる(高齢期の施設)/8 そだつ(乳幼児期の施設)/9 まじわる(交流施設)

Ⅲ部 課題編
8章 住むと住まいから見た時代のテーマ
1 少子高齢化と弱者/2 都市と農村/3 コミュニティ・組織/4 生命を守る/5 法規・制度/6 住居学・家政学

キーワード索引
 

*本書の内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
正誤表(PDF)

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