彰国社

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いまこそ「木組の家」に住みたい!

持続可能なみらいのための家づくり

松井郁夫 著

B6・176頁

定価1,760円(本体1,600円+税)

ISBN:978-4-395-32002-8

2013年12月

日本の伝統構法を使った家づくりを実践している「ワークショップ「き」組」の取組みを紹介。伝統技術の継承や森林資源の保護にとどまらず、耐震性や省エネ性、コストにおいても深い検証をし、住宅産業の生産・消費の場でも、持続的につくりつづけられる仕組みを構築しており、その取組みは、家づくりにかかわる者にとっての学ぶべきヒントが満載。

[目次]
第1章 いまこそ木組の家を
 人工環境の進行
 住環境の人工化とエネルギー問題
 環境に配慮する
 伝統的な手仕事を見直す
 むかしといまをみらいにつなぐ
 気候風土と地域を見直す

第2章 ワークショップ「き」組の活動
ワークショップ「き」組の家とは
 こだわり① 無垢の木にこだわる 
 こだわり② 自然素材でつくるエコな家
 こだわり③ 適正価格でつくる
 こだわり④ 山を守る
 こだわり⑤ 職人技を生かす
 こだわり⑥ シンプルな架構
 こだわり⑦ 木組だからできる耐震の工夫
 こだわり⑧ 間取りとデザイン

第3章 もっと知りたい「き」組の家
 |事例1| 鵠沼海岸の家
 |事例2| 青梅の家
 |事例3| 葛西の家
 |事例4| 豊田の家
 |事例5| 江原の家(長期優良住宅)
 |事例6| 朝霞の家
 |事例7| 切久保の家
 |事例8| 常田の家
 |事例9| パッケージ・プラン

第4章 「き」組がつくる燃費の良い家
 家の燃費を考える
 省エネルギー基準の変遷
 改正省エネルギー基準の目的
 素材の吸放湿を考える
 呼吸する木組
 「パッケージ・プラン」の温熱環境
 さらに快適で燃費の良い家を目指して

第5章 山を知る
 山の現状
 伐ったら植える
 木の値段を安定させる
 履歴の表示(トレーサビリティ)
 家をつくる木材のつくり方
 川上(山)と川下(まち)の意識
 乾燥、強度、精度を確保する

第6章 伝統は職人がつくる
 ハウスメーカーの存在
 大工・工務店の存在
 大工技術の継承
 職人の木を視る力
 伝統を受け継ぐ
 経験主義を見直す
 プレカット(機械加工)は救世主か
 設計者は何ができるか
 時代を観る目
 環境を大切にする         
 素材から考える
 架構を重視する        
 情報の波にのまれない

第7章 「き」組の家の住まい手に向けて
 迷える住まい手
 家をつくる意味
 ボーダーラインを超えない
 レジャー林業
 共存共栄の家づくり    
 家はだれのもの

第8章 家づくりからまちづくりへ
 日本の風景    
 地域の気候風土を知る
 土地の歴史・文化を引き継ぐ
 民俗学的見地に立つ
 風土との調和  
 一軒の家からまちを考える

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