「私たちの時代の建築の行方は、実際の作品にもとづき、建築体系の意味の再確認、批判、修正を通じてしか明らかにすることはできない」。本書は、こうした意図にもとづき、近代建築24作品を取り上げ、作品を再読することでこれからの建築を考察するもの。床･柱と壁･天井･家具という構成で、グロピウス、コルビュジエ、テラーニ、アアルト、カーン、ライトら巨匠の作品を取り上げている。