
住環境のバリアフリー・ユニバーサルデザイン
福祉用具・機器の選択から住まいの新築・改修まで
野村歡 編/植田瑞昌・田中賢・田村房義・野村歡・橋本美芽・村井裕樹・八藤後猛 著
B5・198頁
定価3,520円(本体3,200円+税)
ISBN:978-4-395-32048-6
2015年09月
住環境を整えることで、高齢になって身体機能が低下したとき、あるいは障害を負ったときにも、住み慣れた家で安全かつ安心して生活を続けることができる。本書は、これを実現するための手法を身に付けるための入門書であると同時に、実務にも役立つようにまとめたもの。身体機能や生活行為を様々にサポートする福祉用具・機器の基本と選択のポイント、さらに住まいの新築や改修を計画する際の留意点をまとめている。
[目次]
序章 住環境整備の考え方とそのポイント
1章 高齢者障害者の特性を知る
1 高齢者の加齢による機能変化/2 高齢者に多い疾患障害/3 障害者に多い疾患障害
2章 福祉用具を知る
総論 福祉用具とは
1 杖/2 歩行器歩行車シルバーカー/3 車いす/4 リフト/5 段差解消機/6 階段昇降機/7 住宅用エレベーター/8 入浴用具/9 排泄用具/10 就寝用具/11 調理食事用具/12 整容更衣用具、その他の福祉用具/13 視覚聴覚障害に関わる福祉用具
3章 生活行為から考える
総論 生活行為を考える
1 移動する/2 排泄する/3 入浴する/4 掃除洗濯する/5 調理する/6 食べる/7 寝る/8 生活を楽しむ/9 庭に出る、庭を楽しむ/10 外出する
4章 住環境整備の設計手法を知る
総論平面計画を考える
1 床を仕上げる/2 手すりを取り付ける/3 建具をつくる/4 収納する/5 スペースへの配慮
5章 設備機器類を知る
1 スイッチコンセント/2 照明器具/3 浴室洗面トイレ関連機器/4 換気脱臭設備、冷暖房設備/5 調理設備調理器具/6 家具(机いす)/7 防災設備と避難計画
6章 事例に見るバリアフリーユニバーサルデザインな住まい
事例1 老後を見据えた家(新築独立住宅)
事例2 車いすから考えた、自分とヘルパーと家族が使いやすい家(新築独立住宅)
事例3 車いすで暮らす終の棲家(新築独立住宅)
事例4 隣り合う高齢者住宅(新築連戸住宅)
事例5 息子夫婦と隣居する家(改修独立住宅)
事例6 ADLの低下した男性が息子夫婦と同居する家(改修独立住宅)
事例7 転居することで移動機能の低下を補う(改修マンション)
事例8 高齢者が集って住まう(新築住宅+施設)
COLUMN
1.高齢者とは、障害者とは 2.国際生活機能分類(ICF) 3.バリアフリーとユニバーサルデザイン 4.介護保険法と住環境 5.福祉用具を入手するには 6.その他の福祉用具 7.自助具 8.視覚聴覚障害者と情報アクセシビリティ 9.家庭内事故と住環境 10.子どもの住宅内事故を防ぐ 11.住環境の捉え方 12.障害者基本法と住環境 13.サービス付き高齢者向け住宅 14.認知症高齢者グループホーム 15.障害者グループホーム 16.さまざまな建具
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