彰国社

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ディテール 2016年7月号

209号(2016年夏季号)
矩計で読み解く 木造建築の新潮流

定価2,357円(本体2,143円+税)

2016年06月

■特集
矩計で読み解く 木造建築の新潮流
編集協力:河野泰治、鍋野友哉、福山弘
さまざまな展開を見せる近年の木造建築を、改めて基本となる素材・接合部、そして矩計図を通して考え直す特集である。
基本と実践をあわせて見ることで、新たな木造の展開の可能性を探る。

[前説]
1 木質材料ができるまで/福山弘
2 木質材料の特性とデザイン/鍋野友哉
3 木造の特性と接合部/福山弘
4 矩計で考える外壁・開口/河野泰治
5-1 矩計を読み解く「山鹿市立山鹿小学校」工藤和美+堀場弘/シーラカンスK&H
5-2 矩計を読み解く「鎌倉山集会所」堀部安嗣建築設計事務所

[作品]
・ありのまま木を生かし,循環する方法をつくる
 木のカタマリに住む/網野禎昭 + 平成建設一級建築士事務所
・相持ちの組柱で構成する3方向に開かれた礼拝堂
 梅郷礼拝堂/加藤詞史 / 加藤建築設計事務所
・二つの棟がつくり出す3次曲面の屋根
 木の歯科/平沼孝啓建築研究所
・耐火と構造を担うLVL木層ウォール
 みやむら動物病院/鈴木敏彦 / ATELIER OPA+西澤高男/ビルディングランドスケープ,LVL技術監修 山代悟/ビルディングランドスケープ
・2階に浮かべたCLTのプラットフォーム
 くりばやし整骨院/鍋野友哉アトリエ/TMYA
・縄文式土器が連続する木造立体トラスの天井
 宮畑遺跡史跡公園体験学習施設/古市徹雄都市建築研究所+鈴木設計
・「在来木造」の相似形トラスがつくる有機的なホール空間
 熊本県立熊本かがやきの森支援学校/日建設計・太宏設計事務所
・プラットフォームを覆う地場産材利用のおおらかなトラス屋根
 東松山市 化石と自然の体験館/中村勉総合計画事務所
・伝統の技と現代技術の融合により,現代の伝統木造をつくる
 穴八幡宮鼓楼/清水建設一級建築士事務所
・築85 年の古民家リノベーションにおける新旧の融合
 古民家SOHO/相原まどか+山﨑敏幸/YUUA建築設計事務所
・「RC 壁造の空間」に重なる「木壁造の空間」
 加須の美容室/原田真宏+原田麻魚/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
・壁梁でつくる軽快でテンションのかかった住空間
 屋根裏の家/千葉学建築計画事務所
・連続する感触をもつ家具と架構
 4つの柱/福島加津也+冨永祥子建築設計事務所
・床の「ズレ」が生む構造の安定と空間の多様性
 高床の段/塚田修大建築設計事務所
・空間に広がりを与える偏心した耐力壁と合板充腹梁
 伊太祁曽の家/青柳創+青柳綾夏

■連載
・浴室設計の作法をたずねて
 第9回 手嶋保「『機能』と『楽しみ』のバランスを形にする」 ―中辻正明
・わしらディテール探検隊
 第2日目「窓のショールーム」ロビン西 編集:フリックスタジオ

■今日のディテール
・湖へのビスタ―存在感を消した開口部のディテール
 On the water/山梨知彦+恩田+青柳創/日建設計
・消されたディテール/階段手摺・極小ダウンライト
 On the water/山梨知彦+恩田聡+青柳創/日建設計
・杉板ルーバーで一体化された斜めに上昇する吹抜け
 TOYAMAキラリ/RIA・隈研吾・三四五設計共同体
・既製品利用のシャープな軒先
 ミヤナガ三木本社工場/竹中工務店
・跳出し大梁による設備スペース確保と階高低減
 ロッテ浦和工場 第6工場/竹中工務店
・プレビーム,ダブルスキン,T型プランをもつ本社
 渋谷董友ビル/三菱地所設計
・パンチングメタルの新たなランダム外装表現
 日本無線先端技術センター/河副智之+河野信+西川昌志/日建設計
・ランダムパンチングメタルによる空調一体型の天井とトップライトルーバー
 日本無線先端技術センター/河副智之+河野信+西川昌志/日建設計

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