
建築設計テキスト
保育施設
建築設計テキスト編集委員会 編/山田あすか・藤田大輔 著
A4・82頁
定価2,420円(本体2,200円+税)
ISBN:978-4-395-32088-2
2017年04月
このシリーズは、学生がまずは建築計画の基本を覚え、いかにそれを設計図に落としていくかという設計の基本を理解できるように、各論的な建築計画、実際の設計現場で必要なプロセス・考え方にそってまとめられた教科書である。国の制度が変わり、さまざまな保育理念、保育形態に基づいた施設ができており、事例として様々な保育園を取り上げている。
[目次]
1 概 要
1.1 子育ちと子育てを支える
1. 少子化社会のなかでのこども施設の意味
2. 子育て・子育ち支援制度の経緯といま
1.2 乳幼児の生活・成長発達の場としての配慮
1. 制度を超えていく「こども施設」
2. こども施設のこれからのあり方とその内容
3. こども施設での子供の活動
1.3 保育理念と建築
1. 自由保育と設定保育
2. コーナー保育/ゾーン保育
3. モンテッソーリ教育
4. シュタイナー教育(ヴァルドルフ教育)
5. 屋外活動を重視する保育
6. 家庭的保育(小規模保育拠点)
7. 古民家転用による保育
1.4 こども施設の種類と計画
1. こども施設の種類
2. こども施設の計画
1.5 こども施設の歴史と近年の動向
1. 「幼稚園」と「保育所」の成立
2. こども施設としての流れ
3. こども施設の設計・計画動向
1.6 事例の位置づけ
2 設計・計画
2.1 敷地
1. 敷地の選び方
2. 施設の適正規模
2.2 構造・設備
1. 構造形式
2. 設備計画
2.3 施設全体の空間構成
1. 配慮すべき諸室
2. 計画上の注意点
2.4 各室の計画
1. 入る・出る―アプローチ・玄関
2. クラス集団で活動する―保育室・遊戯室
3. 屋内で遊ぶ―遊びコーナー
4. 食べる―ランチルーム・調理室
5. 排泄・身支度―便所・着替えスペース
6. 寝る―午睡スペース
7. 屋外で遊ぶ―園庭
8. 運営する―管理のスペース
9. 保護者をケアする―相談スペース
3 設計事例
1. むさしの幼稚園/宮里龍治アトリエ
2. 木の実幼稚園/モノスタ’70
3. 狭山ひかり幼稚園/アタカケンタロウ建築設計事務所
4. ささべ認定こども園/
atelier-fos一級建築士事務所+福井工業大学デザイン学科藤田大輔研究室
5. どろんこ保育園/時設計+SAKO建築設計工社
6. 夢花保育園/山岡哲哉建築設計事務所+みかんぐみ
7. きたの保育園/莫設計同人
8. あきたチャイルド園/サムコンセプトデザイン
4 設計図面
認定こども園あけぼの学園/竹原義二/無有建築工房
【ピックアップ事例】
1. スターチャイルド《川和ナーサリー》/株式会社バハティ一級建築士事務所
2. 陽だまり保育園/安藤設計
3. まちの保育園小竹向原/宇賀亮介建築設計事務所
【コラム】
子供の環境デザインの基本
音環境と内装材
便所の利用しやすさと仕切りの有無
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