
丹下健三 ディテールの思考
豊川斎赫 著
四六・270頁
定価3,300円(本体3,000円+税)
ISBN:978-4-395-32101-8
2017年12月
本書は丹下建築のディテールや施工に焦点を当て、構造・設備エンジニアやゼネコン・メーカーの技術者などとともに考えるプロセスを記述し、いかに具体的に実現していったかを伝える。工学技術を最大限に取り込み、近代化を推し進めてきた一種の技術史として読める部分が、他の著書と大きな違いである。
[目次]
低層ラーメン構造―――広島平和記念公園
高層ラーメン構造(1)―――旧東京都庁舎
高層ラーメン構造(2)―――香川県庁舎
シェルを用いた大空間への挑戦―――広島子供の家と愛媛県民館
折版構造―――今治市庁舎と今治市公会堂
プレキャスト・コンクリート―――倉敷市庁舎と電通大阪支社
HPシェルによる大聖堂の建設と改修―――東京カテドラル聖マリア大聖堂
サスペンション構造―――国立屋内総合競技場
ジョイントコア―――山梨文化会館
スペースフレーム―――日本万国博覧会お祭り広場
超高層―――赤坂プリンスホテル新館
-
■紙の本を購入