著者35年間の実測の集大成『実測図で読むガウディの建築』
(彰国社創業80周年記念出版)とガウディ関連書籍。

田中裕也 著 B5変上製・228頁 定価5,250円(本体5,000円)
彰国社創業80周年記念出版
ガウディ建築の魅力に引き付けられてバルセロナに住み着き、ライフワークとしてガウディ建築の実測に取り組んできた筆者の仕事の集大成。ガウディは、建築意匠の範囲を超え、構造的合理性の探求者であるとともに、人を喜ばせるためにさまざまな工夫を凝らした演出家でもあった。ガウディ建築の魅力が、綿密な実測に基づくアイソメ図、立面図により、明らかになる。

丹下敏明 著 B6・272頁 定価1,890円(本体1,800円)
25の建築作品、10のインテリア、25のプロジェクト、5つの都市計画的提案、100の家具デザインを生涯に手がけたガウディ。本書は、バルセロナ在住の日本人建築家によるガウディの入門書。

ラケル・ラケスタ+アントニ・ゴンザーレズ 著/入江正之 訳 A5変・208頁 定価1,937円(本体1,845円)
バルセロナを中心にカタロニア地方に残る「モデルニスモ」建築の名作173点(ガウディ12点を含む)の案内書。
現地調査に基づいた情報、目的地への交通機関、見学上の注意等も詳述され、まさしく建築に関心を抱く人を対象にした、建築を見るためのガイドブック。作品・作者についても広い目配りで解説されているため、「モデルニスモ」建築の入門書としても楽しめる。

サビエル・グエル 著/入江正之 訳 A5変・210頁 定価2,520円(本体2,400円)
ガウディの建築案内。写真・図版を豊富に使っての作品解説はもとより、現地調査に基づいた最新の情報、目的地への交通機関、見学上の注意等も詳述され、実際に見学するうえでのゆきとどいた案内書となっている。ガウディの人と空間を分かりやすく論じた「序文」「伝記」「作品年表」によって、個々の作品の見方・鑑賞の仕方だけでなく、ガウディの全作品・全空間を丸ごと理解するための格好の書である。

入江正之 編訳 四六・168頁 定価1,680円(本体1,600円)
新たな建築理念をめぐり苦闘し、語りかけるガウディ。本書には、青年期のガウディの思索の成果が凝縮された「日記装飾論」などの覚え書三点、晩年に弟子たちに語ったガウディの言葉が収められている。ガウディ本人の肉声から、ガウディ建築の秘密の鍵が浮かび上がる。巻頭に、編訳者入江正之氏による解説を付す。

サビエル・グエル 著/入江正之 訳 A5変・224頁 定価2,730円(本体2,600円)
スペインにおける19世紀後半の数十年は、芸術上の混乱期といわれる。その頃、カタロニアではモデルニスモと呼ばれる運動が起こり、多数の芸術家に影響を及ぼした。この時期、20世紀の建築の偉大な革新者の一人であるアントニオ・ガウディ・イ・コルネット(1852~1926)は、この運動とは直接かかわらない孤立した軌跡をたどりながら、後に人々を驚倒させた独特のディテールにあふれる建築の完成に心血をそそいでいた。