
基礎からわかる 建築環境工学
槙究+古賀誉章 著
A4変・190頁
定価3,520円(本体3,200円+税)
ISBN:978-4-395-32009-7
2014年05月
住みやすい家を考えるとき、そこには光・音・熱・空気の調節が行われることについて等の前提条件がある。私たちを取り巻く地球環境、都市環境にもふれながら、そうした建築環境の基本的な特性と、それが設計にどう応用されているのかを解説する。最終章には全体の分野にわたる演習問題付き。建築・住居系の学生向きテキスト。
[目次]
1章 光環境のデザイン
1 目が感じる光
可視光線/視感度/測光量
2 均一な照明環境を目指して
照度による光環境の設計/推奨照度/均斉度/照度計算/PSALI/モデリング/スカラー照度とベクトル照度/グレア/光膜反射と反射映像/オフィスでのグレア・反射映像/反射と光沢
3 不均一な照明の設計へ
不均一な照明/魅せる照明/TAL/配光曲線/独立型照明器具/建築化照明/不整形の空間/省エネルギーに向けて
4 照明の色・部屋の色
照らす色、照らされる色/物体色/光源の分光分布/色温度/演色性/さまざまなランプ/インテリアの色彩設計/面積効果/壁面色と明るさ/光・色に対する個人差への対応
5 昼光照明
昼光照明/全天空照度と昼光率/昼光率の計算方法/建築基準法の採光規定/窓面の位置と形状/直射日光の制御/シルエット現象/昼光利用の工夫/省エネルギーと昼光照明
6 照明計画
照明環境のデザイン/雰囲気と意味/生活と照明/照明設計の今後
2章 音環境のデザイン
1 音の響きのデザイン
音は波である/建築がつくる響き/響きのコントロール/初期反射音の制御/残響時間/残響時間の計算/反射と吸収/建築材料の吸音率/吸音のメカニズム/音響障害/コンサートホールの室形状/音響計画
2 音の強さ・大きさ
音圧・音の強さ/音圧レベル、音の強さのレベル/ラウドネスレベル(音の大きさ)/騒音計/音の合成
3 静かな環境をつくる
騒音を防ぐ/距離による音の減衰/回折/音の透過と吸収/壁体の透過損失/二重壁による遮音/開口部、隙間の影響/遮音等級/固体音/重量衝撃音と軽量衝撃音/床衝撃音の遮音等級/床と天井の実際/設備騒音対策/騒音の許容値/騒音・振動を抑える
4 音の意味
騒音といらだち/音の選択/環境音楽/サウンドスケープ/音を計画する
3章 熱環境・空気環境のデザイン
1 温熱感と空気調和
世界の住居/古民家の熱環境/温熱6要素/環境側の4要素/人体側の2要素/温熱感覚指標/一定の温熱環境を目指して
2 断熱と伝熱
断熱/伝熱/熱貫流/熱橋・冷橋と偶角部/断熱材/窓の断熱/総合熱貫流率/建物全体と外部の熱のやり取り/住宅の省エネルギー基準
3 湿気と結露
結露/湿度/湿り空気線図/表面結露/局所暖冷房/間欠暖冷房/内部結露/屋根・天井の断熱、基礎断熱
4 パッシブな手法
パッシブという考え方/熱容量/室温変動/パッシブな手法
5 気候と日照・日射
気候/クリモグラフ/風向/晴天と曇天/方位と日照/日照権と日影規制/日影図と等時間日影図
6 換気と通風
室内空気汚染と換気/シックハウス症候群/必要換気量/機械換気/換気計画/隙間の影響/風力換気と温度差換気/通風/高気密高断熱+α
4章 環境のサステナビリティ
1 水環境
水の役割/循環する水/給水のしくみ/排水のしくみ/生活排水と富栄養化
2 都市の空気・温熱環境
都市環境とは/ヒートアイランド現象/微気候
3 環境汚染・環境破壊
過剰な環境負荷/酸性雨/ダイオキシン/土壌汚染/廃棄物/資源乱獲・乱開発
4 地球環境問題
気候変動問題/オゾンホール
5 持続可能なくらし
サステナビリティとエコ/エネルギーの効率的利用/環境に配慮したものづくり/緑化/環境と共生するくらし
演習問題
*本書の内容に、誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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