建築一般
ベギナージュとは「半俗の修道女」たちが暮らした街。かつて北ヨーロッパ一帯に分布したが、今ではベルギーのフランダース地方に残るだけである。保存・再生され、1998年に世界遺産に登録されたルーヴァンの「グ...続きを読む
漱石は学生時代、建築家になろうとした。そしてその作品に登場する都市と建築の描写は、多様で、詳細で、また重要な「意味」をになっている。それは現代に生きるわれわれの心象風景の原型であり、われわれは彼を歩か...続きを読む
建築のキーワードとして重要で基本的な言葉、たとえば、床、壁、天井、ピロティ、ヴォイド、軸線、ダイヤグラム、パラメータなど、33の言葉を選び、実際の建築作品に沿ってそのキーワードの意味を解説した本。続きを読む
わが国でも本格的な高齢社会を控えて、子供から高齢者まで「すべての人」が暮らしやすい生活環境の整備が求められています。本書は、福祉先進国デンマークの事例に学んで、わが国の実情にあった生活環境の構築をめざ...続きを読む
いま、世界の病院建築は激しく変化している。日本の病院建築も大きな変革を迫られるだろう。病気のための建築から健康のための建築に、つまり建築が「病院」から「健院」に変える問題意識を持つことが重要課題である...続きを読む
本書では、30年そこそこの寿命で取り壊されるという資源浪費の建設サイクルを反省する視点に立ち、建築を長く使い続けるための、維持保全や改修を含む建築のライフサイクルの在り方を考察しようとするものである。...続きを読む
本書は台所の発生から近代化、その成熟に至る過程を、住宅の変遷、台所の呼称、地域性、家事労働、設備、食生活などの多岐にわたる視点から分析し、豊富な資料を整理してまとめあげた台所空間のゆくえを探る好個の書...続きを読む
コンテクスチュアリズムはもともと都市計画、建築計画、建築設計の領域にまたがる概念で、景観デザインやまちづくりの手法に応用されたりしている。 本書ではコンテクストとは何かにはじまり、なぜいまコンテクスチ...続きを読む
九つの原型とは、断面、立面に見られる共通のかたちを大きく九つにまとめたもの。コルビュジエの作品は初期から晩年まで変貌し続けるが、その発想の根には生涯変わらなかった共通の原型があり、そこからさまざまに異...続きを読む